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雨雲レーダー

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登山

2019年7月14日 (日)

樽前山は花の季節

少し前のことになりますがプライベートで樽前山に登ってきました。

天気は生憎の曇り空でしたがこの時期としては登山者も少なく快適な山登りになりました。
今回の登山の目的は高山植物の写真撮影です。
光量不足であまり良くありませんでしたが久しぶりに撮影に集中できた登山でした。
一眼レフを担ぎ上げての登山は久しぶりです。

なんだかワクワクしてきました。


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この日は外輪山に上がってもこんな状況です。

濃いガスが掛かり展望はありませんが風はそれほど強くないので寒くはありません。


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もちろん山頂からも全く何も見えません。

雲の切れ間をしばらく待ってみたのですがダメでした。


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森林限界の上、トラバースルート脇に自生しているモウセンゴケが綺麗でした。

食虫植物として樽前山で有名ですが
先端についている水玉状の液体で昆虫などを捕らえて食べるそうです。
とても神秘的な植物ですね。

登山道脇にたくさんありますので登ったら探してみて下さい。



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6月でしたのでエゾイソツツジが満開でした。

天気が良ければもっときれいに撮れたと思います。



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神社奥宮付近まで行くとガスが少し晴れて溶岩ドームが見えてきました。

今日は晴れないと思っていただけにラッキーですね。
この日はいつもより噴煙が多く迫力がありました。



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いつもの場所のコマクサが花を咲かせていました。

いつも思いますがもともと樽前には無いとはいえ駆除してしまうというのは
どうも納得がいきません。



Dsc_1804



白花コマクサもたくさん咲いていました。
というかこの日群生して咲いていたのはほとんど白花ばかり。
ピンクはほんの少しだけです。
花が咲く時期が多少違うのでしょうか?



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西山山頂はガスの中でした。

が少し待っていると・・・


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雲底が上がりドームが現れ支笏湖も見え出しました。

これだけ見えるようになれば今日の天気としては上出来ですね。
登山道を歩く足取りも軽くなってきます。


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西山に上る途中でコメバツガザクラの花を見つけました。

早い時期に咲く花なのでまだ残っているとは・・・
少し得をした気分です。


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お花畑ルートに入ると岩ヒゲが可憐な花を咲かせていました。

場所によっては登山道脇一面に咲いており見事としかいいようがありません。
こんなところで一日中酒でも飲みながら過ごしてみたいものです。


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ウコンウツギの花はもうほとんど終わっていましたが一部に残っています。

もっと早い時期にきたら一面黄色の世界が広がっていたはずです。


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霧がすっかり上がった東山山頂を仰ぎ見ながらお花畑ルートを下り7合目ヒュッテに降りいきました。

やっぱり樽前山は最高です!

2019年4月13日 (土)

積雪期に登りたかった空沼岳

ここのところ、毎週のように山に登っています。
昨年膝の調子が悪くほとんど登っていなかったのでその反動でしょうか。
山登りが楽しくてしょうがありません。

特に積雪期は景色がとてもきれいです。
雪のあるうちにできるだけ登ろうと思っています。


ということで今週は空沼岳に登ってきました。

札幌近郊の山で恵庭岳の隣にあります。
が火山である恵庭岳とは違い大規模な地滑りによってできた特異な形の山です。
頂上台地両側は鋭く切れ落ちた痩せ尾根となっていて積雪期には風下になる東側に巨大な雪庇が
できるのでとても危険な稜線となります。
また崩れ落ちた大量の土砂が堆積して複雑な地形を形成しているため視界不良時には道を見失なう
というリスクが高まる危険な山に変身します。

今回は夏道がある一般的な万計山荘コースではなく訪れる登山者も少ないマニアックな金山林道
コースから空沼岳に迫りたいと思います。


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国道453号線、通称札幌支笏湖線沿いに金山林道入り口があります。

ゲート前後は除雪されていて車を停めるスペースは十分にありました。
実はスタート時にゲートの写真を撮り忘れてましたのでこの画像は帰着時に撮ったものです。

ここで登山の準備を整えて6時10分空沼岳に向けて出発しました。


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ゲートを越えてすぐにまたゲートが現れました。

じつはここは鉱山会社が借地している所で関係者以外の立ち入りは禁止されています。
本来であれば入ってはいけない場所ではありますが少しだけ目をつむっていただきます。
というかどの範囲が立ち入り禁止なのかまったくわかりませんし、今シーズンは管理の人が来た形跡は
ありませんでした。

別に不審者ではありませんし速やかに通過しますので許して下さい。


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しばらくは右岸沿いの雪に埋まった林道を進みます。

のはずですがすぐに異変に気が付きました。
なぜか目的地と林道の進む方向が違うのです。
地図を確認すると金山林道は1本しかありません。
仕方なくGPSを見るとやはり予定ルートより大きくコースがずれています。
何が何だか理解できませんが予定コースに復帰すべく修正をすると本ルートに出る
ことができました。
なんてことはない、地図にはないもう一本の林道が存在していたのです。
しかも金山林道より立派でカーブミラーもある目立つ支線が。
幸いにもすぐに気が付いたのでほとんどロスはありませんでした。
気が付かなければ全く違う沢に入り込むところでした。

少し積もった新雪の下が固かったので快適なスキー歩行ができました。
ここで左岸にスノーブリッジを使って沢を渡ります。
雪が多かったのでいたるところにスノーブリッジがあり安全に超えることができました。


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こんな所を稜線目指してひたすら歩いていきます。

林道は約4㎞ほどなので1時間くらいで消化できる予定です。
天気も良く鼻歌まじりで歩いていると遠くで底雪崩のごう音が響いてきました。
春山ではよく聞く音ですが嫌なもんです。
この季節に底雪崩に巻き込まれると体がバラバラにされてしまいます。


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わかりづらいですが林道から目指す稜線が見えてきました。

まだまだ遠いですがやはり稜線が見えると俄然元気が出てきます。
気温も-2℃と比較的高く軽く汗ばむような陽気です。

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7時40分、3.5㎞の林道を歩き通して漁川林道との交点まで登ってきました。

看板には光竜鉱山線と表記がありますが金山林道との関係がよくわかりません。
延長距離も違っています。
いったいなんでしょうかね。


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ここでザックを降ろして小休止。

山専ボトルに入れてきた熱いお茶がとても美味しい。
この頃になって右足の付け根が少し痛むようになってきました。

林道はここで終わり、ここから先は樹林帯のバリエーションルートに突入します。
コンパスの針を空沼岳に合わせて出発しました。


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見ての通りけっこうな樹林帯です。

登りは良いですがスキーでの下りはちょっと厳しい感じです。
調子に乗るって滑ると木に衝突ですね。

吹雪いている時はデポ旗かピンクテープの目印が必要です。


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C900ほどで一段目の急登です。

画像ではわかりづらいですが結構な斜面です。
もちろん直登はできませんのでジグを切って登っていきます。

空模様が何やら怪しくなってきました。
稜線付近からゴーという風の音も聞こえています。

もう吹雪は勘弁です。


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と思っていたら予想通りあっという間にこうなってしまいました。

でもまだ視界があるのでマシとしましょう。
空沼岳へと続く断崖絶壁の稜線が迫力満点です。


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やっと空沼に着きました。

これは空沼(からぬま)と呼びます。
同じ字を書いてそらぬまとからぬま、なんか面白いですね。
空沼といってもちゃんとした水のある沼です。
もちろんこの時期は凍結しておりますが。

ここから空沼岳コルの稜線を目指して大斜面をトラバースするように高度を上げていきます。
幸いこの頃には雪も止みまた青空が広がってきました。

急斜面はジグを切って登るのですがなかなかきつい登りでした。


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途中から山頂を捉えました。

よく見えないと思いますが東側に巨大な雪庇ができています。
急斜面のトラバースで足が攣りそうになりながらもコルを目指しました。


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すごい稜線です。

あんなに大きな雪庇が崩れたら一巻の終わりですね。


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コル付近からみた山頂台地です。

かなりの傾斜ですが雪の付いた白い部分を登ります。


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振り向くと支笏湖が見えました。中央の恵庭岳がカッコいい!

ここから最後の急登に挑みます。
がしかし、少し登った痩せ尾根の途中でスキー登行を諦めざるを得ませんでした。
右に大きな雪庇があるのでジグを切ることができません。
シートラも考えましたがこの痩せ尾根を雪庇を避けて滑り降りる自信がありませんので
デポすることにしました。

ツボでは足首くらいまで埋まりますがそれほどの距離ではありません。
クラストもないのでアイゼンは付けずにキックステップで着実に登っていきました。


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10時36分、念願の空沼岳(1251m)山頂です。

急登を登り切ってすぐに山頂だと思っていたのですがまだずっと先でした。
平坦な稜線を歩くのですがハイマツを踏み抜いて何回も転倒。
山頂手前の痩せ尾根は雪庇があるので下手に尾根筋は歩けません。
思わぬところで体力を消耗してしまいました。

少し寒いくらいで風もなく平穏な山頂でした。
持ってきた三脚を設置してセルフ画像を撮ることができました。


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山頂から切れ落ちた東斜面です。

落ちたら下まで止まる事はないしょう。


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1枚目の画像右側にある白っぽい物は札幌ドームです。

2枚目は藻岩山スキー場が見えています。


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札幌岳です。

空沼岳から縦走することもできます。


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漁岳です。

これも稜線を歩いて縦走することができます。
漁岳の山体はとても
大きいですね。


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山頂手前の痩せ尾根です。

大きな雪庇ができています。
岩の出ているところが尾根筋です。
知らずに岩より少しでも左にいくと踏み抜いて落ちます。


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万計山荘の赤い屋根が見えました。


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手前から空沼、左にイチャンコッペ山や紋別岳、右に恵庭岳、風不死岳、樽前山もちょっと見えています。

こんな景色を見ていると下山したくなくなりますね。
しばらく山頂でたたずんでいると年配の男性がカンジキをはいて単独で登ってきました。
万計山荘から上がってきたそうです。
年季の入ったジャケットが経験を物語っていました。

ここで昼食と思ったのですが少し寒いので空沼辺りまで降りて食べることにします。


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毎度代わり映えのしないラーメンです。

実は今回奮発してゆで卵も入れようと思いセブンに寄ったのですがなんと売り切れ。
続いてセコマにも寄ったのですがここにもなし。
いったいどういうこっちゃ!

ブチ切れました。

空沼までの滑降は最高ですが登り返したくないので今回はパス。
所々に広がる疎林帯でターンを楽しみながら降りていきました。

樹林帯はやはり怖いので大ボーゲン大会。
注意しながら木のない林道まで降りました。


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林道をぶっ飛ばすとあっというまにゲートに到着。

朝よりさらに雪が溶けていました。


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オマケ!

上の画像を撮ったところで発見しました。
林道のど真ん中、まるで縄張りを誇示するかのような奴の糞。

登りは雪に埋まっていてわかりませんでしたが溶けて出てきたのでしょう。
冬眠から覚めて活動期なったんですね。
気を付けましょう。

総行動距離 16.4㎞
総行動時間 6時間48分


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2019年4月 6日 (土)

2度目のチセヌプリ

徳舜瞥岳に続いて今度はニセコ連山のチセヌプリに登ってきました。

チセヌプリは数年前に相棒と2人で登ったのですが猛烈な吹雪に見舞われて山頂標識がわからずすぐに下山した山です。
今回は某自動車会社の店長を誘って登ってきました。

ちなみにチセ・ヌプリとはチセ(アイヌの伝統家屋)の形をしたヌプリ(山)という意味だそうです。



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登山口になる旧チセヌプリスキー場の駐車場です。

天気図を確認するとこの日は低気圧が接近しており天気は下り坂。
午後から崩れ出して夕方には吹雪になると予想しました。
本当はシャクナゲ岳とチセヌプリをぐるっと周回して戻ってくる計画だったのですが、天候悪化もあって
相談した結果、今回はチセヌプリに的を絞ることになりました。

すでに停まっていた車は1台。
ちらほらと雪が降っていて5㎝ほどの新しい雪が積もっていました。



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今は営業していませんがチセヌプリスキー場のセンターハウスが見えます。

その脇を通ってスキーコースを登っていきますが、少し雪をかぶったトレースが数本ありました。
7時40分駐車場を出発しました。


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こんな感じのところをスキーで上がっていきます。

もう4月ですのでパウダーというわけにはいきませんがそれでも気温が低いので気持ち良い
シール登行ができました。
失敗だったのはスキー表面に着雪防止処理をしてこなかったこと。
雪が大量に張り付いてスキーが重い!



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だんだん標高が上がってきました。

ここはほぼスキー場のコースを登り切った地点です。
降っていた雪も止んで時折青空がのぞくようになりました。

谷を登ってきたので頭上の大きな雪庇と雪崩のデブリが気になりましたが無事通過。
このあたりからコンパスを合わせてチセヌプリへと進路を変えました。



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遠くにスキー場のリフト降り場が見えています。



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チセヌプリまではこんな林の緩斜面を進んでいきます。

灌木がないのでスキー滑降が楽しそうな斜面が続きます。



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チセヌプリの壁に取り付いた時、雲で覆われていた山頂方向が見え出しました。

俄然元気が出てきました。
そのまま急斜面にスキーを履いたままジグを切って突入。
風もなく快適な登山です。




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標高990mで新雪の下が固いクラストになってしまいました。

ジグを切ってもスキーが横滑りしてしまい登ることが困難になりました。
クトーを装着すればまだまだ行けるのですがこの日は持ってきていません。
無駄に体力を消耗するのも嫌ですのでここでアイゼンに履き替えることにしました。

さぁて、スキーをどうしたものか。
シートラで山頂まで担ぎ上げるかここにデボするか悩みました。
僕としては山頂までシートラしたかったのですが・・・
一応店長に聞いてみたところ、即答でデポに決定しました。⤵



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斜度はだいたいこのくらいです。

後ろに山が見えているのがわかりますか。
シャクナゲ岳です。

こんなに天気が良いならシャクナゲ岳に行けそうな気がしますが・・・



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先日登った徳舜瞥とは違いアイゼンの爪がしっかりと効いて快適な歩行です。

これだけ効いていると急斜面でも全く怖くありません。



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見上げるといよいよ山頂直下です。
きっと良い展望が待っていることでしょう!



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10時40分、チセヌプリ山頂です。
標高は1,135m。

立派な山頂標識が立っていました。
前回登った時は猛烈な吹雪のためこの標識がどこにあるのか全く見えませんでした。
こんなに大きなものが立っていたんですね。



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地図である程度はわかっていたのですが意外と広い山頂です。

標識がないとちょっとわかりづらいかもしれません。
積雪期では久しぶりの天国のような気持ち良い山頂です。
ですが気温は低いです。
この時は-9℃でした。

反対側(岩内側)の眼下には青々とした日本海が広がっていました。
泊原発も見えました。


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店長得意のポーズ。

登りでは死にそうな顔をしていましたが山頂に着くと嘘のように復活!
履いていた兼用靴のサイズが小さく軽い靴擦れをおこしていたようです。



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少し雲が掛かっていますが手前からニトヌプリ、左側奥がイワオヌプリ、右の一番高い山がアンヌプリです。

ニセコの積雪期でこれほど展望が望めるのはあまりないことです。
とってもラッキーでした。



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山頂から少し降りたところから撮影したシャクナゲ岳です。

スキーには最高の斜面ですね。
近々登ってこようかななんて思っています。



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アイゼンを効かせながら軽快に下ってスキーデポ地点まで降りてきました。

途中でバックカントリースキーを楽しむカップルとすれ違いました。

お待たせしました。
昼食は定番のラーメンです。(魚肉ソーセージ入り)
やはりこの袋ラーメンが一番うまい!

まだ時間もあるのでゆっくりと食事を楽しみました。



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昼食後、身支度を整えていよいよ滑降開始。

クラスト斜面が少し怖いですが気合を入れて華麗にスタート!
ところが思った以上に雪が重くすぐに腿がパンパン。
おかげで滑りはヨレヨレになりみっともない滑りになってしまいました。

歳はとりたくないものですね。



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スキー場とのコルまで降りて振り返るとチセヌプリのスカイラインがくっきりと浮き出ていました。

やはり山は天気が良い方が断然楽しいですね!
地獄はもう懲り懲りです。

スキー場コースへと復帰して一気にふもとまで滑り降りました。



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もう腿とフクラハギが限界と思った頃、センターハウスまで無事降りてきました。

途中の林間ではバランスを崩して危うく木と衝突しそうになりました。
やはり滑降時はヘルメット必須かもしれません。

天候にも恵まれた今回の山はとても楽しい山行となりました。
1人も良いけど2人でワイワイ言いながら登る山も楽しいですね。

このあと里に下りて温泉につかって帰ってきました。

この頃山は厚い雪雲に覆われていました。
温泉から上がり車を走らせると突然前も見えない猛吹雪に。

やはりシャクナゲ岳まで行かなくて正解だったかもしれません。


行動距離 7.5㎞
行動時間(休憩含む) 4時間34分 


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2019年3月31日 (日)

春の徳舜瞥岳に登った。

ワカサギツアーも無事に終わりやっと自分の時間を楽しめるようになりました。

今年のツアーは2月中旬頃まで続いた大雪と大寒波のおかげで予定通り3月10日まで催行することができました。


というわけでいきなり山に登ってきました。

実は昨年、右膝の故障によりほとんど山に登っていませんでした。右膝を内側に曲げると痛みが走るので胡坐をかくことができませんでした。
そんな状態ですので今シーズンは楽しみにしていたスキーにも行けずじまい。

しかし雪山を見ているとどうしても登りたい衝動にかられいてもたってもいられなくなりました。
膝の不安はありますがもし痛くなったら途中で引き返すこともできます。
「試しに」という気持ちで準備を始めました。

本当は不安もあったので仲間と2人で行く予定だったのですが風邪を引いたらしく単独で登ることにしました。

目的の山は大滝村の徳舜瞥岳。
夏や残雪期に登ったことはありますが積雪期は初めてです。
コースは以前から狙っていた上野コース。牧場コースとも呼ばれています。
冬山登山では一般的なルートですが北海道雪山ガイドでは総合点75点の上級コースとなっています。



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夏道登山口への分岐を少し過ぎて更に直進すると市有牧野へ続く道の分岐があります。
ここを左折して100mほど進むと除雪の最終地点となりここに車を駐車します。
以前はもう少し先の農家まで行けたのですが離農でもしたのでしょうか今ではここが終点です。

天気予報では曇りですが強い寒気が入っているため雲の流れが速く時々雪が降ってきます。
天気が崩れないことを祈ってスキーを装着して午前8時少し前に出発しました。

遠くに少しだけ徳舜瞥岳が見えているのがわかるでしょうか。



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道路の途中から山頂が見えました。

単調な車道歩きなので退屈ですが硬雪の上に10㎝ほど新雪が積もっていたのでシール歩行は快適!
ガシガシ歩いたと言いたいところですが膝を気遣ってのんびり登山口を目指しました。



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徳舜瞥岳全容が見えました。

見るからに風が強そうです。
実は今日の登山、3回ほど延期していました。
冬型の気圧配置が長引いていたためなかなか登るチャンスが巡ってこなかったのです。
今日も決して良いとは言えませんがこれを逃したらしばらくアタックできそうにありません。
ダメならすぐに引き返すつもりでした。


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40分ほどで登山口に着きました。
ここから広大な市有牧野を突っ切ります。

以前はここまで車で来ることが出来ました。
農家の家は玄関や窓が板で封鎖されていて誰も住んでいる気配はありません。

標高567m、徳舜瞥は1309mですので標高差742mの登りが待っています。
コンパスを目標に合わせて歩き出しました。


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こんな感じの緩斜面を登っていきます。

吹雪になったら方向がわからなくなりそうな所です。
時折強く風が吹きますが今のところは全く問題はありません。
トレースが全くなかったのでとても新鮮で気持ちの良いスノーハイクでした。



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どうですかこの雰囲気!
向こうの木の陰から森の妖精が見ているような気がしませんか?

どこか違う世界に迷い込んだ気分です。



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なんてメルヘンチックな思いに耽っていたら突然吹雪となって現実に引き戻されてしまいました。
寒気の流入で天気がめぐるましく変わります。

広い市有牧野の横断も終わりルートと林道が交差した地点です。
ここから先は何回か林道と交差しながら高度を上げていきます。
現在地を見失わないようにしっかり地図とコンパスで確認しながら進みました。


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一瞬の晴れ間に見えた山頂です。

大きな木が少なくなり灌木が増えてきました。
風もだんだん強くなってきました。

この辺りで新しいトレースが現れました。
足跡からスノーシュー2人パーティーだと思います。
登りと下りのトレースがついていました。
違うルートから登ってきたのでしょうね。



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標高1050m、徳舜瞥の肩の手前まで登ってきました。
この辺が森林限界でしょうか。
この先はほぼ灌木帯です。

まだ少しスノーモンスターが残っていました。
風も更に強くなってきました。
頑張ってとりあえず肩まで行こうと思います。



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徳舜瞥の肩を過ぎた1100m付近です。

クラストとアイスバーンでスキーでの登山はもう無理です。
クトーの装着も考えましたがこのアイスバーンでは効き目がありません。
危険なのでスキーをデポしてアイゼンに履き替えることにしました。

風が凄まじく顔が凍傷になりそうだったのでバラクラバを頭からかぶって完全防備しました。

ここから見るだけでも山頂は地獄なのがわかります。

ここでトレースが消えているので先行者はここで撤退したものと思われます。



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突然雲が切れてきれいな青空が広がりました。

実は余りの強風に撤退も考えていました。
この風の中、最後の壁を登るのはちょっと危険でした。
また左からの風だったので右に吹き飛ばされる訳ですが、右側は断崖絶壁になっています。
もし落ちたら200m以上滑落して命はありません。
まして視界が利かない中での行動は無謀です。

と思っていたらこの青空!
こりゃ行くしかないっしょ!


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山頂アップ!

頼むから吹雪くな!
祈るような気持ちでした。

アイゼンの爪が刺さらないほどのアイスバーン。
まともに立っていられない強風。
春とは思えない寒さ。

ここで天気が崩れたらとてもヤバイけどもう後戻りはできません。


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更に近づく山頂。

最後の急登がつらかった。
アイゼンの前爪を立ててほとんど四つん這いで這い上がりました。
ピックがついたストックを持っていたのですが本物のピッケルの方が良かった。
強風でバランスを崩して凍り付いたハイマツにしがみつくこと2回。

とても生きた心地がしませんでした。



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午後12時20分、ついに落とした徳舜瞥岳山頂です。

本当は山頂手前の写真を撮りたかったのですがそんなことは到底無理でした。
持って行ったケストレルで測定すると最大瞬間風速36m、平均25m、気温-13℃。
ほとんど厳冬期と同じです。

標識をバックに三脚を立ててセルフ登頂写真を撮りたかったのですが状況が許しません。
残念です。



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稜線の向こうにホロホロ山とオロオロ山が見えました。

次のターゲットはホロホロ山かな、なんて思いながらすぐに下山準備。
山頂滞在時間はほぼ1分、一刻も早く高度を落さないと死んでしまいます。



P3280040



下山時にやっと撮った1枚です。



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これは何と言うのでしょうか?

ハイマツに雪と氷がまとわりついた状態。
エビのシッポともちょっと違います。

不思議な造形ですね。


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振り返ると先ほどまでいた山頂が見守ってくれていました。

ここまで下るともう安心です。
デポしたスキーを履いて滑降開始です。
ガリガリのクラスト混じりのバーンは快適とはいえませんが一気に降下しました。



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スキーなので下りは本当に速い!

途中で昼食を食べてふくらはぎと腿がパンパンになった午後2時20分、無事下山することができました。

行動距離 12.6㎞
行動時間 6時間26分(休憩含む)



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2018年7月 7日 (土)

樽前山登山ガイド

樽前山の登山ガイドに行ってきました。

栃木県からご夫婦でやってきたお客様です。
本当は昨日登る予定でしたが大雨の影響で樽前錦岡線が通行止め。
何でも昨年も登る予定が悪天候で中止になったとのことでした。

今年こそはという決意で来ていたので一日ずらして今日登ってきました。

あいにく朝から霧雨の降る天候。
強い南東風が吹いていたので海霧が入り込んでいました。
おまけに寒い!
登山日和とは程遠い天候でした。

ご主人は支笏湖で釣りをするということでしたので奥様をご案内しました。



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7合目登山口はほとんど驟雨という感じで密度の濃い霧雨が降っていました。

雨具を装着して万全の態勢で出発、途中下山してくる登山者に上の状況を聞いてみると立っていられないほどの強風が吹いているとのことでした。

当初の予定は外輪山一周だったのですがちょっと無理そうです。
とりあえず行けるところまで行ってみることにしました。



P7070004



森林限界を超えたところから風が強くなり山頂は横殴りの雨と爆風!

真っ白な霧の中ですので写真も撮らず山頂に向けてまっしぐらって感じでした。
まぁ寒いこと!
ただでさえ低温なのに風で体感温度が低過ぎです。
普通なら写真だけ撮ってとっとと下山という場面です。

ふと考えました。
お客様の装備はほぼ完璧です。
このまま東山を越えてお花畑ルートを下ることにしました。
南東風なのでルートは風裏になります。
案の定少し進むと風が弱くなりました。



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イワブクロが満開です。

寒いせいか花はみんな下を向いています。



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少し色が薄いイワブクロでした。

ここまで下ると風もなく雨も小康状態になりました。
写真は撮りませんでしたがマルバシモツケが一面に咲き乱れとても綺麗でした。




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風雨がおさまったところでコーヒータイムです。

手がかじかほどの寒さでしたが熱いコーヒーが体を温めてくれました。
この後はヒュッテ目指して黙々と歩いて下山しました。

来年、天気の良い日にまた来てください。

この度はありがとうございました。

2018年6月 8日 (金)

風不死岳から楓沢へ

某自動車販売会社の友人と支笏湖風不死岳に登ってきました。

最初は本谷コースから芦別岳に登ろうと思っていたのですが友人の体調が悪く断念。
天気が良かったので北尾根ルートから風不死岳に登り樽前側に下山して楓沢を下って戻ることにしました。


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風不死岳北尾根ルート登山口です。

2~3日前の天気予報では雨の予報だったのですが急に変わって晴れに!
最高の登山日和になりました。
他に2台登山者の車が止まっていました。

入林届に記入して出発です。


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しばらくは廃道になった林道を歩いて進みます。

エゾハルゼミがうるさいほどに鳴いていました。


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ほどなくして登山道は尾根上にルートを変えます。

ここからは急登が続く尾根道になります。
雪はもう残っていませんでした。


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少し高度を上げると紋別岳が見えてきました。

それにしても暑い!
樹林帯の中なので風が通らず顔から汗が流れ落ちてきました。


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ヤマツツジが満開です。

写真は撮りませんでしたが遅咲きのヤマザクラもまだ咲いていました。
鮮やかなピンクが急登の疲れを癒してくれますね。



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シラネアオイも満開です。

直射日光が当たってしまい花の色が白っぽく写ってしまいました。
きちんと確認すれば良かった。
完全に失敗です。

本当はもっと青い色をしています。


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8合目付近から見た支笏湖です。

まさしく支笏湖ブルーですね。
とても綺麗です。

そういえばこの冬にこのルートを単独で登った登山者が遭難して騒ぎになったようですね。
僕は知らなかったのですが友人に聞きました。
捜索隊が出て探したのですがまだ見つかっていないそうです。

おそらくここから上のロープ場が続く急斜面で滑落して横の大沢に滑落したのではないでしょうか。
垂直に近い斜度ですのでかなり下まで落ちたに違いありません。
そろそろ雪が溶けて出てくる頃じゃないでしょうか。


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両手両足を使って這うように登り詰めた風不死岳山頂です。

登山者は誰もおらず独占でした。
風もなく360度パノラマの最高な山頂でした。


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北方向の展望です。

恵庭岳もクッキリ!


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恵庭岳アップ!

ほとんど雪はありませんね。


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支笏湖が広すぎて広角レンズをもってしても全景は撮れません。

湖面はみごとな鏡です。
登山は最高ですが釣りは絶望的ですね。

釣り人の悲痛な叫びが山頂まで聞こえてきそうです。

遠くに羊蹄山が見えているのですが少し雲がかかっています。


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右のとがった小さなピークがこの間登った徳舜別岳、中央がホロホロ山です。
一番左はオロオロ山ですね。

支笏湖周辺の山よりはまだ雪が残っています。



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そして樽前山。

やっぱりカッコエエ!


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東山大ズーム!

今回カメラはニコン1を持っていったので35㎜換算で最大310㎜程度までズームできます。
迫力があります。

がしかしこの写真も失敗。
本当は抜けるような青空なんです。
樽前山は山体が黒っぽいので空が露出オーバーになってしまいます。
これがカメラの限界。
フォトショップなどの画像ソフトで修正するしか手はなさそうです。

それにしても人間の目は性能が良いですね!

ちなみにこの時はまだ5合目ゲートは閉まっています。
今日は風もなくとても心地良いので山頂ランチライムになりました。

樽前側から熊鈴をガラガラ響かせて登山者が一人登ってきました。
ゲートが閉まっているので7合目ヒュッテまで歩いたそうです。

天気が良かったので大沢を登ろうと思ったそうですが例の遭難者がまだ見つかっていないことを考えてやめたそうです。
登山中に仏様を見つけたくはありませんから。


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昼食後、急斜面を一気に下り樽前側の裾野に降りてきました。

ウコンウツギが咲いていました。
でもこれ1本だけ。
他はまだつぼみです。

あと10日ほどすると樽前の裾野は黄色一色に染まります。


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広大な樽前山の裾野です。

もう少し山を下ったところから今日のメイン、楓沢に向けてルートを変えます。
楓沢は数年前に一度下っています。
きれいな苔の洞門が見たくて再訪です。

登山道は無くなりますのでコンパスの指針を楓沢源頭に合わせて灌木帯をしばらく歩きます。


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間違えずに無事に楓沢に進入できました。

前に訪れた時は踏み跡は全くなかったのですが、なんとなく沢地形が現れたあたりから踏み跡が出現しました。
しかし獣道かもしれないので安心できません。
コンパスで方向を確認しながら進むと楓沢着きました。

あれから登山者の間でけっこう有名となりかなり人が入っているという話は聞いていました。
岩に着いたコケにも登山靴で傷つけた跡がありました。

ちょっと残念です。


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洞門の中です。

薄暗くひんやりしています。
レンズにグリーンのフィルターをかけて撮ればよかったと後悔しています。


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巻き道の急斜面をロープを伝って降りる友人です。

前に来たときは巻き道を探すのにとても苦労したのですが今ははっきりしており間違えるようなことはありませんでした。


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一番下の第一洞門です。(勝手にそう呼んでいます。)

楓沢は2つの大滝が苔の洞門を3つに分けています。
もっとたくさん画像を見たい方は過去記事をご覧ください。
(2017/7/7 苔の洞門)

第一洞門から出て砂地の涸れ沢を20分ほど下ると国道に出会います。

北尾根登山口からGPSデータログで12.053㎞、登山時間約7時間(休憩を含む)でした。



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2018年5月28日 (月)

徳舜瞥岳登山ガイド

ガイド登山下見のあと更新が遅れてしまいましたが本番登山に行ってきました。
今回は大阪からのお客様です。
昨年も来ていただき樽前山外輪一周コースのご案内をしましたが、今年は徳舜瞥岳です。

実はお客様、前日洞爺湖マラソンに出走してフルマラソンを4時間30分で完走、その次の日の登山です。

いやはや、何というか凄い!の一言に尽きますね。
僕には絶対真似できません。


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下見の時と同じく登山口近くの登山道は雪解け水で沢と化しています。

お客様は前日フルマラソンを走ったとは思えない足取りで黙々と登っていました。

6合目の水場から登山道を離れて雪渓上のバリエーションルートに突入しました。
もちろんお客様には軽アイゼンを装着していただきました。



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残雪の上にはいくつものスタンプが。

これまだ新しいです。
熊さんも藪漕ぎはしたくないらしくちゃんと雪渓をつないで稜線を目指しているようです。
僕らも藪は避けます。

ということは僕らは熊さんと同じルートをたどることになるってことです。
あまりいい気持ちはしません。

しかし今更ルート変更はできません。

無視して進むまでです。


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ってこれはマジやばいでしょ!

ほんのちょっと前じゃないですか!
爪痕もくっきり。
思わず周囲を見渡してしまいました。
幸い疎林帯の中ですので遠くまで視界が利きます。

動いているものがないか注意深く観察しましたが見える範囲に熊の存在は確認できませんでした。



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この日は快晴。

羊蹄山をバックにダケカンバの疎林帯をガシガシ登ります。



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9合目手前で夏道に合流。

ほどなくして徳舜瞥岳山頂に着きました。
風も弱く最高の展望が待っていました。



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ホロホロ山方向です。

稜線がくっきりと鮮明に見えました。
予定ではホロホロ山までピストンする予定でしたが出発時間が遅くなってしまったので中止しました。

遠くに太平洋も望めました。



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山頂から見た恵庭岳と支笏湖です。

もうほとんど雪はありませんね。
反対側には洞爺湖も一部見えました。

山頂で食事を摂りこれから下山です。

もちろん私は懲りもせずグリセード、お客様は尻セードで滑り降り無事に登山口に下山しました。

2018年5月19日 (土)

徳舜瞥・ホロホロ山に登った

ガイド山行の下見で徳舜瞥(トクシュンベツ)岳とホロホロ山に登ってきました。
この時期の登山は残雪が多く登山道が雪で閉ざされていることが多いのでガイド山行では下見が必須です。

この日天気は高曇りで景色くっきりとはいきませんでしたが異常なほど気温が高く大汗をかくほどでした。

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徳舜瞥岳の大滝村登山口に着きました。

ここはすでに5合目近くになります。
ところどころに雪は残っていましたが車の通行には全く支障はありませんでした。

駐車場には車は無し。
ということは登山者もいないということです。

山中にいるのは僕一人。
山を独り占めしてきます。


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駐車場から徳舜瞥岳が見えます。
少し霞がかかっています。
左の尾根筋に夏道登山道があります。
もし雪で埋まっていたら尾根横の疎林帯(白く見えるところ)を登る予定です。


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入林ポストに記入していよいよ出発です。

新しい用紙にはまだ誰の名前も記入されていませんでした。



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登山道が雪解け水で沢となっていました。

これ絶対道には見えませんよね。
目印のピンクテープも少ないので迷う人もいるかもしれません。



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ほどなくして6合目の水場に着きました。

沢を渡ると管から水が出ていてコップも置いてあります。
せっかくですので飲んでみました。
水、冷た過ぎ!

頭が痺れてきました。

ここから上はもう全部雪でした。
ピンクテープも見当たらないので夏道がどこにあるかもわかりません。

ここから夏道を離れることにしました。
徳舜瞥岳は9合目から上は密度の濃いハイマツ帯となります。
登山道を歩かないととても登れませんので9合目付近の夏道合流予定地点にコンパスの針を合わせて歩き始めました。

しばらく小さな沢伝いに登ったのですがところどころ雪の薄い場所があります。
ポッカリと穴が開いているところもあって気が抜けません。
踏み抜いて下に落ちると単独行では大変なことになるので離脱することにしました。


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こんなところを高見を目指して歩きます。

画像ではわかりませんが結構な斜度がある場所もあります。
スリップしながら登ったのでかなり体力を消耗しました。


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ダケカンバの林がきれいです。

雪面に靴先を蹴り込みながらキックステップを刻んで登ったのですが次第に足が攣りそうになってきました。

休憩中、ふと軽アイゼンを持ってきていることを思い出しました。
すぐに装着、6本爪とはいえあるとなしでは雲泥の差でした。

もっと早く気が付けばよかった。
っていうかバカですよね。



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気持ちの良い疎林帯です。

でも途中何回か股下まで雪を踏み抜いて転倒。
スキーの方が良かったかもしれません。

歩きにくい所を避けながら登ったのでルートがジグザグになってしまいました。



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予定通り9合目手前の登山道らしき道と合流しました。

ハイマツとダケカンバを避けながら雪をつないで歩いたので夏道の位置がわからなくなってしまいました。
ここでGPSの出番です。
画面で確認しながら進みますがハイマツが邪魔をしてすんなりと出られません。
またこの時期は登山道の区別が難しく間近に来ても不明瞭でわかりません。
しばらく徘徊してようやく登山道らしき道を発見。

雪がなかったのでアイゼンを外して登ることにしました。


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すぐに9合目の標識を発見。
間違いなく夏道でした。

もう少しで山頂です。

途中、雪がかぶったところが数か所ありアイゼンなしでは難儀しましたが何とか乗り切りました。

山頂に近づくにつれて次第に風が強くなってきました。



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徳舜瞥岳(1309m)山頂です。

ちょうど2時間かかりました。
標準コースタイムが1時間30分なので悪雪を考えるとまずまずのペースかな。

久しぶりに自分の画像を見ました。
どうも太ったようです。
実際今年の春以降3㎏ほど体重が増えました。

やはり少しでも太ると体が重く感じますね。

前から思っているのですがなんで標識が傾いているんでしょう?
いろいろ理由を考えてみるのですが・・・


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左のピークがこれから目指すホロホロ山、右がオロオロ山。
面白い名前でしょ!

高曇りでかすんでますが何とか見えました。



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ホロホロ山をアップで撮ろうと思ったらいきなり雲が沸きあがってしまいました。

稜線上には雪はほとんどありません。
少しの休憩の後、ホロホロ目指して重い腰を上げました。



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ホロホロ山とのコルから見た徳舜瞥岳です。



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徳舜瞥岳アップ。

大滝側からみると優しい山の印象ですが白老側から見ると南側が200mぐらい切れ込んでいる荒々しい山容です。

かっこいいですね!

冬に登ろうとアタックしているのですが悪天候に阻まれて未だに登れてません。



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ホロホロ山の雲が晴れて記念撮影!

途中の岩場に雪が無くてよかった!



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30分でホロホロ山(1322m)に着きました。

ここで昼食を摂ろうと思っていたのですが強風のため断念。
もと来た道を引き返しました。



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30分後、再び徳舜瞥山頂へ。

風下に店を広げて昼食です。
誰も来ないので遠慮はいりません。
荷物散乱でもOK!
いつものカップラーメンとおにぎりという定番メニューがうまい!

食後のコーヒーも堪能して40分ほど滞在しました。



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いよいよ下山です。

上り同様、9合目下からコンパスの針を6合目水場に合わせて斜面にダイブ。
グリセードで下るにはちょうど良い斜度でめちゃくちゃ面白い!

樹木を避けてスキーのようにターンするのですがいかんせん足元は登山靴。
ほとんど曲がりません。
衝突だけは避けなければならないので途中からは余裕がなくなり必死です。
急斜面滑降中、突然嗅ぎなれたヤツの臭いが漂ってきましたが猛烈なグリセード滑降の途中。
止める事なんてできませんので叫び声をあげながら必死の形相で通過。

もし人が見ていたら異様な光景だったに違いありません。

スピードに耐えきれずついに大コケして20mほど滑落、服の中が雪まみれになりました。
頭の芯まで響く冷たさにザックを降ろして服を脱ぐはめになりました。

それにしてもこの疎林帯、スキーで滑降したら最高ですね。
今度やってみたいものです。

グリセードはちょっと無謀で危険でした。

反省。


勢いあまって等高線に対して直角に降りすぎたため慌てて方向修正。
迷走しながもら6合目の水場まで降りました。



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午後3時前、無事に駐車場まで帰還しました。

朝より気温が上がっていたので途中の登山道は沢というより川になっていました。
完全な雪解けはまだ先のようです。

ガイドで登る時のルート開拓という目的を無事果たして千歳に帰ってきました。



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2017年12月30日 (土)

荒れ狂う旭岳

いやはや、ずいぶんブログの更新をさぼってしまいました。
あっという間にもう年末。
あと一日で2017年も終わろうとしています。
今年最後の悪あがきという訳ではありませんが更新しようと思います。

30日、今年最後の登山で旭岳に登ってきました。
少し前に一度ゲレンデスキーには行ってきたのですがどうしても新雪が滑りたい。
そんな思いから仲間のK氏を誘っての山行でした。

天気予報と天気図をにらめっこして日程を30日に決定。
曇りではありますがまずまずの天候と踏んで早朝に旭川に向けて車を走らせました。

途中の画像はありませんが東川付近からは旭岳が山頂までその神々しい姿を見せてくれました。

午前9時20分発のロープウェイに乗り姿見駅に到着しました。


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ロープウェイの駅からは旭岳石室が見えていました。


だだっ広い真っ白な高原を姿見の池目指してスキーでラッセルです。
とはいっても深い所で膝下まで。
快適にスキー歩行することができました。
石室は半分ほど雪で埋没。
2階の出入り口は扉が凍り付いていて開くことができませんでした。
奥にバックカントリーを楽しむ外人さんがいます。
彼らはここからスノーボードで盤の沢方向に滑降するようです。

この時も風はかなり強かったのですがこの後もの凄い事態になるとは想像していませんでした。


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標高1800mを越えたところです。

太陽は出ているのですが強風によるブリザードで視界がかなり悪くなってしまいました。
風速も時々20mを越えることもあり耐風姿勢をとることもしばしば。
おまけにめちゃくちゃ寒く左目の横が凍傷になってしまいました。

気合を入れてまだ上に登ることはできたのですが無理は禁物と判断して下山を決めました。

シールをスキーから剥がして準備を整えて滑降開始!


なんて簡単にはいきませんでした。

なにせ凄いブリザード。
ときおり足元さえ見えなくなります。
目印の石室も当然見えません。
尾根から絶対はずれないように慎重に下りました。

やっと石室の手前に着いた時、吹き溜まりにできた雪庇が見えず踏み抜いて転がり落ちました。高さが2mほどだったので怪我もせずにすみました。
でもここからが大変でした。

強風でホワイトアウトした大雪原を姿見駅まで歩かなくてはなりません。
風はどんどん強くなりもう天地の区別がつきません。
距離は700mほどでしょうか。
コンパスを駅に合わせて滑り出しました。
途中何度もコンパスで方向を確認しながら歩き続けるとなんとドンピシャで駅に到着。

我ながら満足のいく計器歩行でした。


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姿見駅はもう立っていられないほどの強風とブリザードでした。

スキーをはずして待合室に転がり込みました。
案の定ロープウェイは強風のため運休。
1時間ほど避難していましたが一向に風がおさまる様子はありません。
15人ほどロープウェイの運航再開を待つお客さんがいました。

午後1時、強風の中スキーコースをたどり下山することを決意。
身支度をして外に出ると本当に吹き飛ばされるような風が吹いていました。
わずかに視認できるスキーコースのポールをたどりながら歩いたのですが風が尋常ではありません。



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実は先月、面白半分でこんな物を購入していました。

ケストレル風速計。
アメリカ製でちょっと値段が高いのですがスキージャンプ競技で風速を測るのにも使われている高精度な風速計です。
こいつは瞬時に気温も計測します。
またその時も体感温度も計算してくれます。
アマゾンで売られている安物の〇〇製とは全然違います。
今回こいつを持って登っていたのです。
この尋常でない風。
試すにはもってこい。
さっそく首から下げていた風速計を取り出して風に向けました。

目を疑いました。
証拠写真を撮りたかったのですがカメラなんか出すことができる状況ではありません。

よく吹き飛ばされなかったと思います。
(別なものが吹き飛ばされましたが)

久しぶりに、というか遠い昔ぶりに山でこんな強風を体験しました。

最大風速37m、平均33m
おまけに気温-23℃
体感温度 書く勇気がありません。

もうこんなところに長居はできません。
慌てて手袋を履こうとしたら片方があっという間に飛ばされてしまい山の餌食に。
ブラックダイアモンドの2万円以上もする高価なグローブだったので大ショック!



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かろうじて見える標識だけが頼りです。

足元が見えないのでとても滑るなんてことはできません。
少しでもバランスを崩すと風に吹き飛ばされて転倒。

こんな過酷なスキーは初めてやりました。



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この違いはいったいなんでしょう。

高度を落しただけで同じ旭岳とは思えない光景です。
それにしても今回の登山は激烈でした。
駐車場に降りてスキーを外した瞬間、生還した喜びが沸々と湧いてくるほどでした。
1800mで諦めて下山したのが正解でした。

無理していたらいったいどんなことになっていたか・・・

このブログも書けないことになっていたかも・・・



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2017年11月 7日 (火)

樽前山コスプレ登山ガイド

先日、樽前山の登山ガイドに行ってきました。
今年最後のガイド登山です。
少し天気が悪かったのですが午後から晴れるとの予報を信じて登りました。

今回の登山ガイドはいつもとは少し違います。
「コスプレ撮影」登山のガイドなのですがこんなのは初めてです。
撮影なので晴れることが条件なのですがどうなることやら。

でもとても楽しかったですよ!

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天気はこんな感じです。

東外輪山稜線直下で天気待ちしているところです。
14~15mの強風のため体感温度はかなり低いです。
着替えをするにも強風のためなかなか難儀していました。

カメラマンとアシスタントがついた本格的撮影でした。


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強風と寒さにに耐えています。

時々訪れる晴れ間に撮影します。
それにしても寒そう。


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一瞬の晴れ間に撮影開始。

なかなか決まっていますね。
聞くところ、これは昔はやったゲーム「ドラゴンクエスト4」のキャラだそうです。
荒涼とした背景で撮りたかったそうです。


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東外輪山までのトラバースルートには前に積もった雪がまだ残っていました。



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晴れ間を狙って山頂まで行きました。

青空が広がってきて天気予報が当たったようです。
風も弱くなり撮影にはもってこいの天気になりました。


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広大な樽前の裾野と支笏湖。


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どしりと居座った風不死岳。



ここでも撮影。


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スゲェ カッコエエ!