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登山

2018年7月 7日 (土)

樽前山登山ガイド

樽前山の登山ガイドに行ってきました。

栃木県からご夫婦でやってきたお客様です。
本当は昨日登る予定でしたが大雨の影響で樽前錦岡線が通行止め。
何でも昨年も登る予定が悪天候で中止になったとのことでした。

今年こそはという決意で来ていたので一日ずらして今日登ってきました。

あいにく朝から霧雨の降る天候。
強い南東風が吹いていたので海霧が入り込んでいました。
おまけに寒い!
登山日和とは程遠い天候でした。

ご主人は支笏湖で釣りをするということでしたので奥様をご案内しました。



P7070002



7合目登山口はほとんど驟雨という感じで密度の濃い霧雨が降っていました。

雨具を装着して万全の態勢で出発、途中下山してくる登山者に上の状況を聞いてみると立っていられないほどの強風が吹いているとのことでした。

当初の予定は外輪山一周だったのですがちょっと無理そうです。
とりあえず行けるところまで行ってみることにしました。



P7070004



森林限界を超えたところから風が強くなり山頂は横殴りの雨と爆風!

真っ白な霧の中ですので写真も撮らず山頂に向けてまっしぐらって感じでした。
まぁ寒いこと!
ただでさえ低温なのに風で体感温度が低過ぎです。
普通なら写真だけ撮ってとっとと下山という場面です。

ふと考えました。
お客様の装備はほぼ完璧です。
このまま東山を越えてお花畑ルートを下ることにしました。
南東風なのでルートは風裏になります。
案の定少し進むと風が弱くなりました。



P7070007


イワブクロが満開です。

寒いせいか花はみんな下を向いています。



P7070008


少し色が薄いイワブクロでした。

ここまで下ると風もなく雨も小康状態になりました。
写真は撮りませんでしたがマルバシモツケが一面に咲き乱れとても綺麗でした。




P7070009



風雨がおさまったところでコーヒータイムです。

手がかじかほどの寒さでしたが熱いコーヒーが体を温めてくれました。
この後はヒュッテ目指して黙々と歩いて下山しました。

来年、天気の良い日にまた来てください。

この度はありがとうございました。

2018年6月 8日 (金)

風不死岳から楓沢へ

某自動車販売会社の友人と支笏湖風不死岳に登ってきました。

最初は本谷コースから芦別岳に登ろうと思っていたのですが友人の体調が悪く断念。
天気が良かったので北尾根ルートから風不死岳に登り樽前側に下山して楓沢を下って戻ることにしました。


Dsc_1647

風不死岳北尾根ルート登山口です。

2~3日前の天気予報では雨の予報だったのですが急に変わって晴れに!
最高の登山日和になりました。
他に2台登山者の車が止まっていました。

入林届に記入して出発です。


Dsc_1650


しばらくは廃道になった林道を歩いて進みます。

エゾハルゼミがうるさいほどに鳴いていました。


Dsc_1651


ほどなくして登山道は尾根上にルートを変えます。

ここからは急登が続く尾根道になります。
雪はもう残っていませんでした。


Dsc_1653

少し高度を上げると紋別岳が見えてきました。

それにしても暑い!
樹林帯の中なので風が通らず顔から汗が流れ落ちてきました。


Dsc_1658
Dsc_1656_2

ヤマツツジが満開です。

写真は撮りませんでしたが遅咲きのヤマザクラもまだ咲いていました。
鮮やかなピンクが急登の疲れを癒してくれますね。



Dsc_1660

シラネアオイも満開です。

直射日光が当たってしまい花の色が白っぽく写ってしまいました。
きちんと確認すれば良かった。
完全に失敗です。

本当はもっと青い色をしています。


Dsc_1661

8合目付近から見た支笏湖です。

まさしく支笏湖ブルーですね。
とても綺麗です。

そういえばこの冬にこのルートを単独で登った登山者が遭難して騒ぎになったようですね。
僕は知らなかったのですが友人に聞きました。
捜索隊が出て探したのですがまだ見つかっていないそうです。

おそらくここから上のロープ場が続く急斜面で滑落して横の大沢に滑落したのではないでしょうか。
垂直に近い斜度ですのでかなり下まで落ちたに違いありません。
そろそろ雪が溶けて出てくる頃じゃないでしょうか。


Dsc_1676

両手両足を使って這うように登り詰めた風不死岳山頂です。

登山者は誰もおらず独占でした。
風もなく360度パノラマの最高な山頂でした。


Dsc_1665

北方向の展望です。

恵庭岳もクッキリ!


Dsc_1671

恵庭岳アップ!

ほとんど雪はありませんね。


Dsc_1667


支笏湖が広すぎて広角レンズをもってしても全景は撮れません。

湖面はみごとな鏡です。
登山は最高ですが釣りは絶望的ですね。

釣り人の悲痛な叫びが山頂まで聞こえてきそうです。

遠くに羊蹄山が見えているのですが少し雲がかかっています。


Dsc_1670



右のとがった小さなピークがこの間登った徳舜別岳、中央がホロホロ山です。
一番左はオロオロ山ですね。

支笏湖周辺の山よりはまだ雪が残っています。



Dsc_1672



そして樽前山。

やっぱりカッコエエ!


Dsc_1674


東山大ズーム!

今回カメラはニコン1を持っていったので35㎜換算で最大310㎜程度までズームできます。
迫力があります。

がしかしこの写真も失敗。
本当は抜けるような青空なんです。
樽前山は山体が黒っぽいので空が露出オーバーになってしまいます。
これがカメラの限界。
フォトショップなどの画像ソフトで修正するしか手はなさそうです。

それにしても人間の目は性能が良いですね!

ちなみにこの時はまだ5合目ゲートは閉まっています。
今日は風もなくとても心地良いので山頂ランチライムになりました。

樽前側から熊鈴をガラガラ響かせて登山者が一人登ってきました。
ゲートが閉まっているので7合目ヒュッテまで歩いたそうです。

天気が良かったので大沢を登ろうと思ったそうですが例の遭難者がまだ見つかっていないことを考えてやめたそうです。
登山中に仏様を見つけたくはありませんから。


Dsc_1690


昼食後、急斜面を一気に下り樽前側の裾野に降りてきました。

ウコンウツギが咲いていました。
でもこれ1本だけ。
他はまだつぼみです。

あと10日ほどすると樽前の裾野は黄色一色に染まります。


Dsc_1688


広大な樽前山の裾野です。

もう少し山を下ったところから今日のメイン、楓沢に向けてルートを変えます。
楓沢は数年前に一度下っています。
きれいな苔の洞門が見たくて再訪です。

登山道は無くなりますのでコンパスの指針を楓沢源頭に合わせて灌木帯をしばらく歩きます。


Dsc_1694


間違えずに無事に楓沢に進入できました。

前に訪れた時は踏み跡は全くなかったのですが、なんとなく沢地形が現れたあたりから踏み跡が出現しました。
しかし獣道かもしれないので安心できません。
コンパスで方向を確認しながら進むと楓沢着きました。

あれから登山者の間でけっこう有名となりかなり人が入っているという話は聞いていました。
岩に着いたコケにも登山靴で傷つけた跡がありました。

ちょっと残念です。


Dsc_1702
Dsc_1707


洞門の中です。

薄暗くひんやりしています。
レンズにグリーンのフィルターをかけて撮ればよかったと後悔しています。


Dsc_1717

巻き道の急斜面をロープを伝って降りる友人です。

前に来たときは巻き道を探すのにとても苦労したのですが今ははっきりしており間違えるようなことはありませんでした。


Dsc_1726

一番下の第一洞門です。(勝手にそう呼んでいます。)

楓沢は2つの大滝が苔の洞門を3つに分けています。
もっとたくさん画像を見たい方は過去記事をご覧ください。
(2017/7/7 苔の洞門)

第一洞門から出て砂地の涸れ沢を20分ほど下ると国道に出会います。

北尾根登山口からGPSデータログで12.053㎞、登山時間約7時間(休憩を含む)でした。



Photo

2018年5月28日 (月)

徳舜瞥岳登山ガイド

ガイド登山下見のあと更新が遅れてしまいましたが本番登山に行ってきました。
今回は大阪からのお客様です。
昨年も来ていただき樽前山外輪一周コースのご案内をしましたが、今年は徳舜瞥岳です。

実はお客様、前日洞爺湖マラソンに出走してフルマラソンを4時間30分で完走、その次の日の登山です。

いやはや、何というか凄い!の一言に尽きますね。
僕には絶対真似できません。


P5210001


下見の時と同じく登山口近くの登山道は雪解け水で沢と化しています。

お客様は前日フルマラソンを走ったとは思えない足取りで黙々と登っていました。

6合目の水場から登山道を離れて雪渓上のバリエーションルートに突入しました。
もちろんお客様には軽アイゼンを装着していただきました。



P5210005_2


残雪の上にはいくつものスタンプが。

これまだ新しいです。
熊さんも藪漕ぎはしたくないらしくちゃんと雪渓をつないで稜線を目指しているようです。
僕らも藪は避けます。

ということは僕らは熊さんと同じルートをたどることになるってことです。
あまりいい気持ちはしません。

しかし今更ルート変更はできません。

無視して進むまでです。


P5210009


ってこれはマジやばいでしょ!

ほんのちょっと前じゃないですか!
爪痕もくっきり。
思わず周囲を見渡してしまいました。
幸い疎林帯の中ですので遠くまで視界が利きます。

動いているものがないか注意深く観察しましたが見える範囲に熊の存在は確認できませんでした。



P5210014
P5210017


この日は快晴。

羊蹄山をバックにダケカンバの疎林帯をガシガシ登ります。



P5210024


9合目手前で夏道に合流。

ほどなくして徳舜瞥岳山頂に着きました。
風も弱く最高の展望が待っていました。



P5210025


ホロホロ山方向です。

稜線がくっきりと鮮明に見えました。
予定ではホロホロ山までピストンする予定でしたが出発時間が遅くなってしまったので中止しました。

遠くに太平洋も望めました。



P5210030


山頂から見た恵庭岳と支笏湖です。

もうほとんど雪はありませんね。
反対側には洞爺湖も一部見えました。

山頂で食事を摂りこれから下山です。

もちろん私は懲りもせずグリセード、お客様は尻セードで滑り降り無事に登山口に下山しました。

2018年5月19日 (土)

徳舜瞥・ホロホロ山に登った

ガイド山行の下見で徳舜瞥(トクシュンベツ)岳とホロホロ山に登ってきました。
この時期の登山は残雪が多く登山道が雪で閉ざされていることが多いのでガイド山行では下見が必須です。

この日天気は高曇りで景色くっきりとはいきませんでしたが異常なほど気温が高く大汗をかくほどでした。

Dsc_1582


徳舜瞥岳の大滝村登山口に着きました。

ここはすでに5合目近くになります。
ところどころに雪は残っていましたが車の通行には全く支障はありませんでした。

駐車場には車は無し。
ということは登山者もいないということです。

山中にいるのは僕一人。
山を独り占めしてきます。


Dsc_1587


駐車場から徳舜瞥岳が見えます。
少し霞がかかっています。
左の尾根筋に夏道登山道があります。
もし雪で埋まっていたら尾根横の疎林帯(白く見えるところ)を登る予定です。


Dsc_1588


入林ポストに記入していよいよ出発です。

新しい用紙にはまだ誰の名前も記入されていませんでした。



Dsc_1590


登山道が雪解け水で沢となっていました。

これ絶対道には見えませんよね。
目印のピンクテープも少ないので迷う人もいるかもしれません。



Dsc_1592


ほどなくして6合目の水場に着きました。

沢を渡ると管から水が出ていてコップも置いてあります。
せっかくですので飲んでみました。
水、冷た過ぎ!

頭が痺れてきました。

ここから上はもう全部雪でした。
ピンクテープも見当たらないので夏道がどこにあるかもわかりません。

ここから夏道を離れることにしました。
徳舜瞥岳は9合目から上は密度の濃いハイマツ帯となります。
登山道を歩かないととても登れませんので9合目付近の夏道合流予定地点にコンパスの針を合わせて歩き始めました。

しばらく小さな沢伝いに登ったのですがところどころ雪の薄い場所があります。
ポッカリと穴が開いているところもあって気が抜けません。
踏み抜いて下に落ちると単独行では大変なことになるので離脱することにしました。


Dsc_1595


こんなところを高見を目指して歩きます。

画像ではわかりませんが結構な斜度がある場所もあります。
スリップしながら登ったのでかなり体力を消耗しました。


Dsc_1596
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ダケカンバの林がきれいです。

雪面に靴先を蹴り込みながらキックステップを刻んで登ったのですが次第に足が攣りそうになってきました。

休憩中、ふと軽アイゼンを持ってきていることを思い出しました。
すぐに装着、6本爪とはいえあるとなしでは雲泥の差でした。

もっと早く気が付けばよかった。
っていうかバカですよね。



Dsc_1599


気持ちの良い疎林帯です。

でも途中何回か股下まで雪を踏み抜いて転倒。
スキーの方が良かったかもしれません。

歩きにくい所を避けながら登ったのでルートがジグザグになってしまいました。



Dsc_1600


予定通り9合目手前の登山道らしき道と合流しました。

ハイマツとダケカンバを避けながら雪をつないで歩いたので夏道の位置がわからなくなってしまいました。
ここでGPSの出番です。
画面で確認しながら進みますがハイマツが邪魔をしてすんなりと出られません。
またこの時期は登山道の区別が難しく間近に来ても不明瞭でわかりません。
しばらく徘徊してようやく登山道らしき道を発見。

雪がなかったのでアイゼンを外して登ることにしました。


Dsc_1602


すぐに9合目の標識を発見。
間違いなく夏道でした。

もう少しで山頂です。

途中、雪がかぶったところが数か所ありアイゼンなしでは難儀しましたが何とか乗り切りました。

山頂に近づくにつれて次第に風が強くなってきました。



Dsc_1617


徳舜瞥岳(1309m)山頂です。

ちょうど2時間かかりました。
標準コースタイムが1時間30分なので悪雪を考えるとまずまずのペースかな。

久しぶりに自分の画像を見ました。
どうも太ったようです。
実際今年の春以降3㎏ほど体重が増えました。

やはり少しでも太ると体が重く感じますね。

前から思っているのですがなんで標識が傾いているんでしょう?
いろいろ理由を考えてみるのですが・・・


Dsc_1624


左のピークがこれから目指すホロホロ山、右がオロオロ山。
面白い名前でしょ!

高曇りでかすんでますが何とか見えました。



Dsc_1611


ホロホロ山をアップで撮ろうと思ったらいきなり雲が沸きあがってしまいました。

稜線上には雪はほとんどありません。
少しの休憩の後、ホロホロ目指して重い腰を上げました。



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ホロホロ山とのコルから見た徳舜瞥岳です。



Dsc_1629


徳舜瞥岳アップ。

大滝側からみると優しい山の印象ですが白老側から見ると南側が200mぐらい切れ込んでいる荒々しい山容です。

かっこいいですね!

冬に登ろうとアタックしているのですが悪天候に阻まれて未だに登れてません。



Dsc_1630


ホロホロ山の雲が晴れて記念撮影!

途中の岩場に雪が無くてよかった!



Dsc_1632


30分でホロホロ山(1322m)に着きました。

ここで昼食を摂ろうと思っていたのですが強風のため断念。
もと来た道を引き返しました。



Dsc_1642


30分後、再び徳舜瞥山頂へ。

風下に店を広げて昼食です。
誰も来ないので遠慮はいりません。
荷物散乱でもOK!
いつものカップラーメンとおにぎりという定番メニューがうまい!

食後のコーヒーも堪能して40分ほど滞在しました。



Dsc_1643


いよいよ下山です。

上り同様、9合目下からコンパスの針を6合目水場に合わせて斜面にダイブ。
グリセードで下るにはちょうど良い斜度でめちゃくちゃ面白い!

樹木を避けてスキーのようにターンするのですがいかんせん足元は登山靴。
ほとんど曲がりません。
衝突だけは避けなければならないので途中からは余裕がなくなり必死です。
急斜面滑降中、突然嗅ぎなれたヤツの臭いが漂ってきましたが猛烈なグリセード滑降の途中。
止める事なんてできませんので叫び声をあげながら必死の形相で通過。

もし人が見ていたら異様な光景だったに違いありません。

スピードに耐えきれずついに大コケして20mほど滑落、服の中が雪まみれになりました。
頭の芯まで響く冷たさにザックを降ろして服を脱ぐはめになりました。

それにしてもこの疎林帯、スキーで滑降したら最高ですね。
今度やってみたいものです。

グリセードはちょっと無謀で危険でした。

反省。


勢いあまって等高線に対して直角に降りすぎたため慌てて方向修正。
迷走しながもら6合目の水場まで降りました。



Dsc_1645


午後3時前、無事に駐車場まで帰還しました。

朝より気温が上がっていたので途中の登山道は沢というより川になっていました。
完全な雪解けはまだ先のようです。

ガイドで登る時のルート開拓という目的を無事果たして千歳に帰ってきました。



Photo

2017年12月30日 (土)

荒れ狂う旭岳

いやはや、ずいぶんブログの更新をさぼってしまいました。
あっという間にもう年末。
あと一日で2017年も終わろうとしています。
今年最後の悪あがきという訳ではありませんが更新しようと思います。

30日、今年最後の登山で旭岳に登ってきました。
少し前に一度ゲレンデスキーには行ってきたのですがどうしても新雪が滑りたい。
そんな思いから仲間のK氏を誘っての山行でした。

天気予報と天気図をにらめっこして日程を30日に決定。
曇りではありますがまずまずの天候と踏んで早朝に旭川に向けて車を走らせました。

途中の画像はありませんが東川付近からは旭岳が山頂までその神々しい姿を見せてくれました。

午前9時20分発のロープウェイに乗り姿見駅に到着しました。


Pc300007


ロープウェイの駅からは旭岳石室が見えていました。


だだっ広い真っ白な高原を姿見の池目指してスキーでラッセルです。
とはいっても深い所で膝下まで。
快適にスキー歩行することができました。
石室は半分ほど雪で埋没。
2階の出入り口は扉が凍り付いていて開くことができませんでした。
奥にバックカントリーを楽しむ外人さんがいます。
彼らはここからスノーボードで盤の沢方向に滑降するようです。

この時も風はかなり強かったのですがこの後もの凄い事態になるとは想像していませんでした。


Pc300011
Pc300016


標高1800mを越えたところです。

太陽は出ているのですが強風によるブリザードで視界がかなり悪くなってしまいました。
風速も時々20mを越えることもあり耐風姿勢をとることもしばしば。
おまけにめちゃくちゃ寒く左目の横が凍傷になってしまいました。

気合を入れてまだ上に登ることはできたのですが無理は禁物と判断して下山を決めました。

シールをスキーから剥がして準備を整えて滑降開始!


なんて簡単にはいきませんでした。

なにせ凄いブリザード。
ときおり足元さえ見えなくなります。
目印の石室も当然見えません。
尾根から絶対はずれないように慎重に下りました。

やっと石室の手前に着いた時、吹き溜まりにできた雪庇が見えず踏み抜いて転がり落ちました。高さが2mほどだったので怪我もせずにすみました。
でもここからが大変でした。

強風でホワイトアウトした大雪原を姿見駅まで歩かなくてはなりません。
風はどんどん強くなりもう天地の区別がつきません。
距離は700mほどでしょうか。
コンパスを駅に合わせて滑り出しました。
途中何度もコンパスで方向を確認しながら歩き続けるとなんとドンピシャで駅に到着。

我ながら満足のいく計器歩行でした。


Pc300020


姿見駅はもう立っていられないほどの強風とブリザードでした。

スキーをはずして待合室に転がり込みました。
案の定ロープウェイは強風のため運休。
1時間ほど避難していましたが一向に風がおさまる様子はありません。
15人ほどロープウェイの運航再開を待つお客さんがいました。

午後1時、強風の中スキーコースをたどり下山することを決意。
身支度をして外に出ると本当に吹き飛ばされるような風が吹いていました。
わずかに視認できるスキーコースのポールをたどりながら歩いたのですが風が尋常ではありません。



Pc300002


実は先月、面白半分でこんな物を購入していました。

ケストレル風速計。
アメリカ製でちょっと値段が高いのですがスキージャンプ競技で風速を測るのにも使われている高精度な風速計です。
こいつは瞬時に気温も計測します。
またその時も体感温度も計算してくれます。
アマゾンで売られている安物の〇〇製とは全然違います。
今回こいつを持って登っていたのです。
この尋常でない風。
試すにはもってこい。
さっそく首から下げていた風速計を取り出して風に向けました。

目を疑いました。
証拠写真を撮りたかったのですがカメラなんか出すことができる状況ではありません。

よく吹き飛ばされなかったと思います。
(別なものが吹き飛ばされましたが)

久しぶりに、というか遠い昔ぶりに山でこんな強風を体験しました。

最大風速37m、平均33m
おまけに気温-23℃
体感温度 書く勇気がありません。

もうこんなところに長居はできません。
慌てて手袋を履こうとしたら片方があっという間に飛ばされてしまい山の餌食に。
ブラックダイアモンドの2万円以上もする高価なグローブだったので大ショック!



Pc300021


かろうじて見える標識だけが頼りです。

足元が見えないのでとても滑るなんてことはできません。
少しでもバランスを崩すと風に吹き飛ばされて転倒。

こんな過酷なスキーは初めてやりました。



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Pc300030


この違いはいったいなんでしょう。

高度を落しただけで同じ旭岳とは思えない光景です。
それにしても今回の登山は激烈でした。
駐車場に降りてスキーを外した瞬間、生還した喜びが沸々と湧いてくるほどでした。
1800mで諦めて下山したのが正解でした。

無理していたらいったいどんなことになっていたか・・・

このブログも書けないことになっていたかも・・・



20171230

2017年11月 7日 (火)

樽前山コスプレ登山ガイド

先日、樽前山の登山ガイドに行ってきました。
今年最後のガイド登山です。
少し天気が悪かったのですが午後から晴れるとの予報を信じて登りました。

今回の登山ガイドはいつもとは少し違います。
「コスプレ撮影」登山のガイドなのですがこんなのは初めてです。
撮影なので晴れることが条件なのですがどうなることやら。

でもとても楽しかったですよ!

Pb030002

天気はこんな感じです。

東外輪山稜線直下で天気待ちしているところです。
14~15mの強風のため体感温度はかなり低いです。
着替えをするにも強風のためなかなか難儀していました。

カメラマンとアシスタントがついた本格的撮影でした。


Pb030008
Pb030009

強風と寒さにに耐えています。

時々訪れる晴れ間に撮影します。
それにしても寒そう。


Pb030017

一瞬の晴れ間に撮影開始。

なかなか決まっていますね。
聞くところ、これは昔はやったゲーム「ドラゴンクエスト4」のキャラだそうです。
荒涼とした背景で撮りたかったそうです。


Pb030027

東外輪山までのトラバースルートには前に積もった雪がまだ残っていました。



Pb030033

晴れ間を狙って山頂まで行きました。

青空が広がってきて天気予報が当たったようです。
風も弱くなり撮影にはもってこいの天気になりました。


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広大な樽前の裾野と支笏湖。


Pb030035

どしりと居座った風不死岳。



ここでも撮影。


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スゲェ カッコエエ!

2017年11月 6日 (月)

雌阿寒岳に登った!

10月最後の31日、山仲間の某自動車ディーラーK氏と雌阿寒岳に登ってきました。

雌阿寒岳は北海道に9座ある百名山の一つです。
少し前の台風による降雪はその後の暖気によって融けてしまったようですが、この日は寒気が入り強烈な寒さの中の登山でした。
夜中に千歳を出発して高速道路を飛ばすこと3時間、やっと雌阿寒岳の登山口、雌阿寒温泉に到着しました。
オンネトーから登るコースもあるのですが今回は最短の雌阿寒温泉コースからアタックです。

2時間ほど車中で仮眠をとり午前6時過ぎに起床、登山の準備を始めました。

Dsc_1317

雌阿寒温泉の野中温泉です。

現在はここの1軒しか営業していません。
夜中に降った雪がうっすらと積もっていました。
車の温度計は-2℃を示していて水たまりがカチカチに凍っていました。


Dsc_1316

登山口までの道路から山が見えました。

たぶん雪と氷の世界ですね。
一応簡易アイゼンを持ってきているので何とかなるでしょう。


Dsc_1319

雌阿寒岳登山口です。

登山者名簿に必要事項を記入して出発です。
他に登山者はいません。
雌阿寒岳を独占できそうです。


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しばらくはエゾマツやトドマツの茂る樹林帯を進みます。

先日の台風の影響でしょうか、倒木がたくさん倒れて登山道を塞いでいました。
汗をかくこともなく快調に登っていきました。

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樹林帯を抜けてハイマツ帯に入りました。

雪の重みで枝が垂れさがり進むのが大変でした。
昔登った羊蹄山や十勝岳新得コースのハイマツトンネルの嫌な思い出がよみがえってきました。
この時期のハイマツ帯は本当に嫌いです。
あまりにもひどい所は登山道から外れて歩かざるを得ませんでした。


Dsc_1329

5合目付近です。

ハイマツ帯をトラバースしている途中からフップシ岳が見えてきました。
支笏湖にも風不死岳がありますがアイヌ語で同じ意味のようです。

この頃から次第に風が強くなってきました。
気温も下がり冬山用手袋を装着して登りました。


Dsc_1333
Dsc_1336

天気は上々。

とても気持ち良い登山です。


Dsc_1341

オンネトーが見えてきました。

エメラルドグリーンを期待していたのでがおそらく台風のせいで濁っているのでしょう。
下を見ても誰も登ってきません。

この景色、まるごと独り占めです。

Dsc_1347

7合目まで登ってきました。
この辺から氷化やクラストした斜面が現れてきましたがそれをかわしながらアイゼン無しで進みました。
ここまでくるとどこが登山道かわかりませんのでハイマツを避けながら適当に登りました。

Dsc_1350
Dsc_1353

もう最高の景色です。

歩くのが楽しくてしかたありません。


Dsc_1361

9合目でお鉢の縁に着きました。

噴火口絶壁の斜面から噴煙がモクモク!
凄い迫力です。
底にあるのが赤沼ですが凍っていて真っ白でした。

山頂は左方向にお鉢を回りもうすぐです。
それにしても強烈な風です。
耐風姿勢をとりながら慎重に進みました。


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山頂手前で先行するKさんを後ろから撮りました。

ここが一番風が強くて難儀しました。
すぐ右側は100m近い絶壁。
右から左へ強風が吹いているの何とかなりましたが逆の風なら恐怖です。
この写真もしゃがみ込んでやっと撮ることができました。

Dsc_1375

隣の阿寒富士が見えました。

山頂はすぐそこです。

Dsc_1379

強風にビビリながら山頂に到着。
背後には阿寒湖が見えています。
気温は-7℃。
風速20mとしても体感温度は-18℃ってところでしょうか。
K氏のペットボトルの水が半分凍っていました。

360度の絶景を満喫しましたが寒くてもう限界。

Dsc_1377
Dsc_1381_2

大きく成長したエビの尻尾。

山はすでに冬を迎えています。


Dsc_1384

時間的に隣の阿寒富士まで往復することが出来たのですが雌阿寒岳とのコルは風の通り道になっています。

雲と雪煙が物凄い速度で稜線を吹き抜けているのがわかりました。
たぶん吹き飛ばされるほどの風速だと思います。
阿寒富士の往復はあきらめて下山することにしました。

お腹がすいていたのですがこの強風下では食事どころではありません。
風の弱いところまで高度を落とすことにしました。


Dsc_1396

7合目付近の風をさえぎる岩陰で昼食です。

メニューはいつものカップラーメンとおにぎりです。
ちょっと違うのはカップラーメンにゆで卵が入っていること!
とても美味しくいただきました。

Dsc_1398

腹ごしらえの後、熱いコーヒーを飲んで下山準備です。

結局登山者は一人も登ってきませんでした。
雪が降ると登る人は極端に少なくなりますね。
そういう意味ではこの時期は登山の狙い目かもしれません。


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ハイマツ帯を超えて樹林帯を抜けて登山口まで降りてきました。

樹林帯の中で外国人の観光客3人とカップルに会いました。
全員外国人です。
日本人はいったいどこにいっているのでしょうか。

道路から見る雌阿寒岳は陽光が反射して白く眩しく輝いていました。


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2017年9月28日 (木)

秋の樽前山

先日ガイドで登った樽前山。

もうすっかり秋らしくなってきました。
ふもとのナナカマドが赤くなり一段と綺麗さを増しています。

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森林限界付近から見た支笏湖です。

少し雲が多く支笏湖ブルーではありませんでしたが紅葉が綺麗です。
この日は風もなく最高の登山日和。
家族連れなど一般の登山者で賑わっていました。


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トラバースルート上から見る通称熊落としです。

雲が良い感じに広がり幻想的な雰囲気を醸し出していました。
この日はドイツから観光でやってきたご夫妻をご案内したのですがドイツアルプスにはない日本の山を満喫されていました。


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山頂手前で西山が顔を出してくれました。

この日の噴煙はとても多く風向きによっては溶岩ドームが隠れてしまうほどでした。
画像から外れていますが右に羊蹄山を望むこともできました。
5合目までしか見えませんでしたが・・・
この後すぐに山頂に着いたのですが登山者がごった返していたのですぐに外輪一周コースに逃げました。

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だいたい雲と同じ高さにいます。

樹林帯に写る雲の影が面白い!
晴れて空気が澄んでいれば遠くに芦別岳、夕張岳、暑寒別岳などが望めますが今日は見えません。

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東山からの北側外輪山を降りるお客様です。

西洋人らしくとても大柄で靴のサイズは30㎝以上ありそうでした。


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真っ赤に色付いたマルバシモツケ。


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これも真っ赤になったイワブクロ。


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シラタマノキの実もずいぶん大きくなりました。
これ食べてみるとサロンパスの味がします。

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北側から見た西山です。

東山方向から見るのとずいぶん印象が違います。
南側に雲が湧いており、ときどき南側外輪山稜線上に湧き出してきます。
山ならではダイナミックな光景が広がります。

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これは北側外輪山に湧き上がる雲です。

一瞬であたり一面真っ白になってしまいます。


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午前中より噴煙がおさまってきました。
樽前山の噴煙は日によっても時間によっても変化します。
やはり活火山として生きているのですね。
でも噴火は勘弁です。

これから一段と寒くなる樽前山。
そろそろ夏服では登れなくなりそうです。

2017年9月23日 (土)

紅葉を見に旭岳に登った。

朝晩はめっきり冷え込むようになりました。
日中はまだ半袖でも大丈夫ですが夜はもうダメです。
足早に秋がやってきたようです。

大雪山は日本一早い紅葉の真っ盛り!
先週の台風で葉が落ちてしまったそうですが早速見に行ってきました。
登ったのは主峰旭岳。
とても寒い日でしたがとりあえず山頂を目指しました。

夜中に走ったのですがずっと雨。
特に美瑛周辺は土砂降りでした。

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午後から晴れるという予報を信じてまずはロープウェイで姿見駅まで上がりました。

赤と緑、黄色のコントラストが見事!

気温はここで7℃くらい。
山頂の予想気温は3℃くらいなもんでしょう。
風は12~13m吹いていると思いますので体感温度は氷点下です。

晴れると信じて出発しました。

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15分ほどで姿見の池に到着です。

朝が早いのでまだ観光客はいません。
ちょうど西側に青空が見えてきました。

このまま晴れてくれれば万々歳です。


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姿見駅に振り返ると紅葉が綺麗でした。

空気が張り詰めるように冷たく手袋なしでは手がかじかむほどでした。


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なんとなんと、遠くに当麻岳から比布岳に続く稜線が見えてきました。

こんなに早く雲が上がるとは予想していませんでした。
しかし旭岳は8合目付近から上が雲に覆われて見ることができません。

この時は晴れるのは時間の問題と思っていました。


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8合目ですでに雲の中に入ってしまいました。

次第に風も強くなってきましたがまだ大丈夫。
この辺で引き返す登山者も出てきました。

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9合目の標柱です。

辺り一面真っ白で撮るものがありません。
ちょうど風裏になっているので風はほとんどありません。
見るものが何もないので黙々と山頂を目指します。


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右手にあるニセ金庫岩を過ぎて正面に金庫岩が見えてきました。

ここまでくると山頂はもう少し。
最後の急登をゆっくり登っていきました。


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着きました!

が何も見えません。
予想より風が弱かったのが幸いでした。
山頂には5~6人に登山者がいましたが長居をする人はあまりいません。
みんな足早に下山を開始していました。


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9合目より少し下ったところで昼食です。

やはりラーメンは外せません。
いつもはマルちゃん袋ラーメンですが今日はカップヌードル。
美味しく頂きました。
この辺からなにやら風が強くなってきたような気がします。
雨も少し強く降ってきたので上下雨具を着用して下界を目指しました。

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姿見の池まで下ってきました。

実は途中猛烈な風に襲われました。
7~8合目付近の風が特に強烈でした。
風に倒されそうになったので瞬間最大風速25mは越えたと思います。
地獄谷方向からの強風を受けて体を斜めに倒しながらよろよろ下山しました。


紅葉が綺麗でしょう!
陽が当たればもっとすごいと思います。

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まるで画家のパレットのような色彩が広がっていました。

しばらく立ち止まって見入っていると時間を忘れてしまいそうです。


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赤の正体はこいつです。

チングルマ
なんでこんなに赤くなるのでしょうね。
不思議です。
あと1週間もしないうちに大雪山は初雪が降ります。
それが過ぎるとアッという間に白銀の世界が訪れます。


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2017年8月26日 (土)

雲海の樽前山と秋

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樽前山で久しぶりにきれいな雲海を見ることができました。

例年なら樽前山の雲海はそう珍しいものではありません。
特に霧がかかりやすい6~7月はよく見られる光景です。
でも今年は霧の日が少なかったのであまり見られませんでした。

千歳を出発する時、どんよりと曇っていたのでもしかしたら・・・と思っていたのですがやはりでした。
森林限界を超えて東外輪山の手前で霧の上に出るときれいな雲海が・・・

これだけの雲海は今年一番だと思います。


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真っ白に色づいたシラタマノキ。

この日はガイドで登ったのですが樽前山は日一日と秋の気配が忍び寄っています。
まだ日中は暖かいのですが夜はかなり冷え込んでいるようです。


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ジャムにもなるコケモモが真っ赤な果実をつけています。

一口食べてみたのですがまだ苦くて食べられたのものではありませんでした。
画像は撮っていませんがガンコウランの実はとても美味しかったですよ。


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モウセンゴケもしだいに赤くなってきました。

あまり目立たない植物ですが赤くなるとあちらこちらにあるのがよくわかります。
食虫植物として有名ですね。


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イワギキョウも満開です。

昔より増えているような気がしますが気のせいでしょうか?
一部7月末から咲いていたので今年の開花は例年より早いと思います。


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赤くなっているのは花が終わったイワブクロとマルバシモツケです。

もう秋って感じでしょう。
でもこれも紅葉なのでしょうか?

登るたびに秋の気配が色濃くなる樽前山です。