フォト
2023年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

雨雲レーダー

今日の月齢

無料ブログはココログ

登山

2023年7月23日 (日)

昆布岳

少し前になりますが登山ガイドのための下見でニセコの昆布岳に登ってきました。

一度登ったことはあったのですがなにせ大昔の話。

簡単に登れた記憶があるのですがかなり薄れているので下見は必要です。

登山道の様子もかなり変わっているでしょうね。

 

 

P6150001

 

 

今では駐車場が完備されていました。

昔は無かったと思います。

しかもトイレも設置されていました。

ずいぶん整備されたもんです。

 

 

P6150004

 

 

登山ポストに入林届けを記入して8時42分登山開始です。

記録ではこの日は誰も登っていないようでした。

この日はガスが立ち込めていたのですが山頂はその上に突き出ていることを願います。

 

 

P6150005

 

 

こんな感じの登山道がしばらく続きます。

登りは緩やかで汗もかかないくらいです。

 

 

P6150006

 

 

ピンボケですが3合目に到達。

夜露で粘土状の登山道がかなり滑ります。

スパイクを持ってくれば良かったと後悔するくらい滑ります。

 

 

P6150008

 

 

5合目付近にある休憩スポット「めがね岩」です。

どうしたらこんな風に穴が開くんでしょうね。

この辺少し熊臭かったので写真を撮って休むことなく通過しました。

 

 

P6150011

 

 

6合目です。

根曲がり竹の回廊です。

だんだん霧が深くなってきました。

このぶんだと山頂もダメかも・・・

 

と、すぐ横の笹薮でなにやらガサゴソと音が!

やばい、絶対熊だと思い身構えていたらなんと人が2人出てきました。

いや驚いたのなんのって!

タケノコ採りの人だったのですが勘弁してほしいもんです。

 

 

P6150013

 

 

ほれ、ちょっと大きいですがこんなのが登山脇にたくさん出ています。

もう少し早かったら藪に入らなくてもたくさん採れそうです。

 

 

P6150014

P6150015

 

 

マイヅルソウの群生。

びっしり敷き詰めるように自生していました。

 

 

P6150020

 

 

登山道は更に続きます。

 

 

P6150024

 

 

道端に咲いていたシラネアオイ。

綺麗です。

 

 

P6150031

 

 

樹林帯を抜けて灌木帯へと登ってきました。

おそらくこの位置から山頂が見えるはずなのですが・・・

何も見えません。

 

 

P6150032

 

 

ガスの中、最後の急登を登りきると

 

 

P6150033

 

 

11時20分、ようやく山頂です。

1045m、ちょうど樽前山の溶岩ドームくらいの標高。

あと少し高かったらガスの上に出て雲海を観ることができたのですが。

周りは真っ白。

羊蹄山が見たかった!

 

としばらくすると

 

P6190018

 

 

なんと快晴に!

なはずはありません。

これはガイド本番の時の画像です。

天気が良く360度の大パノラマが待っていました。

 

P6190012

 

 

はい、羊蹄山。

ふもとの町は真狩町です。

左にはニセコ連山もはっきり見えました。

 

 

P6190014

 

 

洞爺湖。

大きな中島もはっきり。

 

 

P6190015

 

 

これわかりますか。

画像左手の尖った山。

そう、噴火湾越しに見えた駒ケ岳です。

まるで秋のように空気が澄んでいたおかげです。

下見登山ではまったく展望が無かったのですが本番では晴れて良かった。

標高は高くありませんがなかなか良い山でした。

 

本日の総登山時間 5時間25分

   総行動距離 11.951㎞

 

 

Photo_20230722235201

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年7月 1日 (土)

樽前山登山ガイド

今シーズン初めての樽前山登山のガイドに行ってきました。

お客様はなかなかのご高齢でしたが素晴らしい健脚!

凄いですね。

ただ天候が・・・

 

 

P6170002

 

 

せっかくの東山山頂ですが雲中で何も見えません。

これでは登った意味がありません。

ただ強風が吹いていたのが幸いです。

一瞬でも雲が切れることに望みをかけて外輪山一周です。

途中、谷間で風を避けながらお昼を食べていると眼下が少し開けてきました。

 

 

P6170003

 

 

支笏湖とお花畑コースがようやく見えてきました。

なんてラッキー!

でもすぐに真っ白に。

溶岩ドームが見えたらいいなぁ、なんて思いながら歩いていると

 

 

P6170004

 

 

西山に登る途中で姿を現しました!

はっきりとは見えませんがこれだけ姿を見せてくれたらよいでしょう。

お客様も大喜び。

良かった!

 

 

P6170005

 

 

西山山頂もはっきり見えています。

 

 

P6170010

 

 

西山山頂からの溶岩ドーム。

噴煙がいつもよりひときわ上がっていました。

この後神社を経由して無事に下山しました。

あ、そうそう

 

 

P6170008

 

 

早咲のタルマエソウが登山道脇に咲いていました。

7月に入ったら一斉に花開いて見事になります。

2022年6月16日 (木)

今年初めての樽前山登山ガイド

6月からスタートした樽前山登山ガイドに行ってきました。

支笏湖温泉組合が主催する各種アクティビティの中の一つで僕が請け負っています。

当日、朝9時にお客様が宿泊されている休暇村支笏湖でピックアップ。

行程や注意事項の説明の後、車で7合目登山口まで向かいます。

 

P6080003 

 

最初の予定では東山ピストンコースだったのですが天気が良くお客様のご希望で外輪山一周コースに変更になりました。

東山に登り左回りで一周します。

なんだかんだで東山山頂の画像を撮り忘れてしまい途中からの撮影になってしまいました。

画像は932峰との分岐点です。

ほぼ視線と同じ高さの雲海がとても綺麗です。

 

P6080002

 

横には932峰。

通称ペウレ山とも呼ばれています。

左に見えるはずの支笏湖は雲海のため見ることができませんでした。

少し寒いくらいの気温でしたが登山にはちょうど良い感じです。

 

P6080004

 

登山道わきのウコンウツギ。

ちょうど今が満開で見頃でした。

 

P6080007

 

雲の切れ間に西山が。

もう少し進んで昼食です。

 

P6080008

P6080014

 

昼食を食べている間に雲が流れドームが現れました。

 

P6080009

 

大岩の割れ間に咲くコメバツガザクラ。

可憐な花がとても好きです。

 

P6080018

 

西山の肩から見た溶岩ドーム。

今日は噴煙が多く迫力があります。

 

P6080019

 

振り返ると西山山頂。

あと少しです。

 

P6080022

P6080021

 

西山山頂!

ドームの横に東山ピークが見えています。

外輪山南側は真っ白。

ここから先は雲中ですね。

 

P6080023

 

5月にガイドで登った風不死岳もくっきり。

左遠くに恵庭岳のピークが雲上に顔を出しています。

 

P6080024

 

外輪山南道はやはりガスの中でまったく展望がありませんでしたので画像はありません。

トラバースルートを下り森林限界まで下山するとウコンウツギの花が疲れを癒してくれました。

 

 

2022年5月20日 (金)

風不死岳登山ガイド

先日、支笏湖の風不死岳に大阪からのお客様をご案内をしました。

お客様は登山前日、洞爺湖マラソンのハーフを完走。

しかも御年70歳に届こうかという高齢。

僕には絶対真似できません。

ほんとうにお元気です!

 

P5160004

 

樽前山観光道路がまだ冬季通行止めのために支笏湖畔から出発する北尾根ルートを登ります。

登山口には平日ですが登山者らしい車が4台ほど停まっていました。

大沢脇の尾根道を一直線に山頂を目指す急登が続くコースです。

 

P5160015

 

5合目付近から望む支笏湖。

天気が良くすこし霞が掛かっていますがとてもきれいです。

風が少し強いですが絶好の登山日和になりました。

 

P5160008

 

登山道は8合目を過ぎると更に斜度を増してロープ場になります。

ほとんど両手両足をフルに使って慎重に登って行きます。

一部に雪が残りドロドロになっている箇所もあり気が抜けません。

 

P5160007

 

9合目付近から望む支笏湖モラップ方向。

山頂はもう少しです。

 

P5160010

 

樹林帯を抜けて風不死岳山頂へ。

予想外に風が弱く快適な山頂でした。

 

P5160017 

P5160015 

 

絶景です。

ちなみに支笏湖は春のターンオーバーが完全に終わっています。

山頂から見るとよくわかります。

背後を振り返ると

 

P5160011

P5160014

 

樽前山の堂々とした姿が・・・

素晴らしい!

昼食をとりながら30分ほど滞在。

後ろ髪を引かれる思いで下山しました。

6月から樽前山の登山ガイドも始まります。

 

追記

2022年5月20日15時30分頃、春ゼミが鳴きました。

店で確認できた初日です。

いよいよ本格的な釣りシーズンの到来です。

 

2022年4月25日 (月)

残雪の暑寒別岳

19日、かねてから狙っていた増毛山地の暑寒別岳に登ってきました。

暑寒別といえばバックカントリーで有名な山でこの時期多くの登山者が訪れます。

前々から計画していたのですが増毛市内から登山口である暑寒荘に続く道道が4月上旬に冬季通行止めが解除になったので

決行することにしました。

 

P4190044

 

登山口の暑寒荘です。

駐車場には平日ということもあって2台停まっているだけ。

今回は夜に激走したくなかったので前日早い時間に着いて車中泊しました。

天気は最高!

朝食を食べてスキーを履いて出発の準備です。

 

P4190002

 

夏道を外れてこんな林間をショートカット。

昨晩は冷え込んだために雪面はガチガチですがシールを効かせて登っていきました。

 

P4190003

 

急斜面を登りきると山頂へと続く尾根に出ます。

ここからはほぼ夏道を歩きます。

ここで休憩。

暑くなってきたのでアウターを脱いで身軽になりました。

 

P4190004

 

ポンショカンベツ沢をはさんだ反対側の稜線がクッキリと見えてきました。

ところどころに雪崩の跡が残っていました。

広い尾根筋をペースを上げてガシガシ登っていくと先行者と思われるアイゼン歩行の足跡がありました。

 

P4190008

 

遠くに通称「ドーム」が見えてきました。

画像中央左のドーム状のピークです。

まずはあそこまで一気に歩きます。

 

P4190012

 

ドームがかなり近くになりました。

夏道はドーム山頂を経由しているのですが今回は左側をトラバース気味に進みパスします。

 

P4190015

 

ドームの真横です。

ピークはとても広い台地になっているようです。

表面の雪が少し溶けてシールが効きとても歩きやすくなりました。

 

P4190019

 

 

ようやく暑寒別岳山頂に続く稜線が見えてきました。

まだまだ遠いです。

 

P4190021

 

一度標高を落してコルから最後の急登を登りつめます。

画像ではわかりませんが先行者が壁に取り付いているのが見えました。

おそらく先ほどの足跡、アイゼン歩行の登山者でしょう。

気合を入れて頑張ります!

 

P4190025

 

急登を登り切りようやく稜線へ。

奥に少し見える白い饅頭が山頂。

なんて簡単な話ではありませんでした。

途中、下山してくるアイゼン歩行の登山者に聞くと稜線下はガリガリのアイスバーン。

アイゼンの鋭い爪も刺さらないほど固く恐ろしいとの情報が。

北斜面なので覚悟はしていたのですが・・・

とりあえずジグを切りながら行ける所まで行ってみることにします。

アイスバーン上はまったくシールが効かないので新雪をつないで登ります。

稜線まであと少し、標高1,430m付近でついにスキー登高が不可能に。

もっと東側に巻けば登れそうですがスキーアイゼンを持ってきていないのでこんな急斜面トラバースできません。

ここは一発アイゼンに履き替えて直登あるのみ!

なんてドラマがありました。

 

P4190027

 

1,225m峰へと続くナイフリッジを横目に見ながら広い尾根を山頂目指します。

風も弱く最高です!

 

P4190030

 

そしてついに暑寒別岳山頂に到着。

壮大な360度の大パノラマ。

ほんと登って良かった。

 

P4190035

 

中央右のピークが南暑寒別岳。

その奥のふもとの白い台地が雨竜沼高層湿原です。

 

P4190036

 

群別岳と浜益岳。

両方ともなかなかに険しい稜線を持つかっこいい山容です。

 

P4190038

 

1,225m峰。

遠目に日本海が紺碧に光っています。

堂々とした増毛山地の全容を望むことができました。

山頂滞在15分、いよいよ下山開始です。

まずはスキーをデポした場所まで下ります。

スキーに履き替えていざ滑降!

なんてできません。

アイスバーンを避けながらゆっくり標高を落としていきます。

そして安全地帯から大滑降開始!

太ももが悲鳴をあげながら一気に駐車場まで下山しました。

 

本日の総行動距離 15.964㎞

 

Photo_20220426174801

2022年4月11日 (月)

遥かなる丹鳴山

久しぶりの更新です。

ワカサギツアーが終了して(コロナのおかげでぜんぜんダメでしたが・・・)一段落、春山にでも登ろうと支笏湖丹鳴岳(山)に行ってきました。

登山道がなく夏に登ろうと思ったら支笏湖から丹鳴川を遡行してダニうようよの猛烈な藪を漕ぎ山頂へ。

そんな猛者もいますが僕は絶対に嫌です。

そこで積雪期に美笛林道を歩いて山頂を目指します。

実は数年前から計画はしていたのですがなかなか実現せず。

なぜかって?

それは山頂までのアプローチの長さ。

長く単調で辛い林道歩きが嫌で足が向きませんでしたがようやく重い腰を上げることにしました。

 

P4040001

 

国道276号線 美笛峠にかかる登り口の広いP帯がスタート地点です。

車を止めてさっそく登山準備にかかります。

天気は最高!

夜の冷え込みで雪の表面はバキバキです。

スキーを履いて午前6時53分、美笛川を渡り支流であるモシルン美笛川沿いの長い長い林道を丹鳴山に向けて歩き始めました。

 

P4040003

 

しばらく進むと美笛林道の看板が。

積雪は多く林道のゲートがまだ雪の下に埋まっています。

少し古いですがスノーシューで歩いた登山者の足跡が残っていました。

僕的にはここはスキー以外で登りたくありません。

なぜって?

だってこの長い林道、スノーシューなら帰りも歩かなければなりません・・・

 

P4040006

 

流れる汗を拭きながらとにかく歩くと林道分岐まできました。

看板の黄金林道との表記はおそらく支線林道の事だと思います。

脇道には目もくれず本線をさらに進んで行きます。

春熊に遭遇したくないのでザックに鈴を付けることにしました。

 

P4040008

 

こんなところどこが林道なのか全くわかりません。

地図を見ながら見当をつけて歩きます。

 

P4040045

 

3時間以上続いている林道歩きもついに飽きて限界に達しました。

想定したルートはまだ先なのですがここから丹鳴山へと続く尾根に上がることにします。

幸い雪がまだ締っておりシールがばっちり効いています。

現在地を確認していざバリエーションルートに突入です。

 

P4040010

 

木々の間からようやく山頂が見えてきました。

がぜんやる気が湧いてきます。

 

P4040009

 

スキーで滑るにはとても楽しそうな疎林帯の斜面が続きます。

 

P4040017

P4040012

 

最後、急斜面をジグを切りながら登り切り広い尾根上に出ました。

遠くに山頂が見えてます。

ここもスキーが楽しそうです。

 

P4040016_20220411104901

 

紺碧の青空とダケカンバ。

スキーで歩いているだけで楽しくなります。

 

P4040020_20220411104901

 

背後には左から徳舜瞥、ホロホロ、オロオロ山が見えました。

 

P4040021_20220411104901

 

どんどん近づいてくる丹鳴山山頂!

ここまでくると急斜面はありません。

そしてようやく

 

P4040035

 

丹鳴山山頂(1040m)到着しました。

過度な主張がなくさり気ない標識がとても素敵です。

すごいのはこの反対側!

しばし絶景をご覧ください。

 

P4040029 

 

恵庭岳!

 

P4040027

 

遠くに紋別岳、風不死岳、樽前山!

 

P4040024

 

樽前山アップ!

 

P4040025

 

恵庭岳アップ!

ちなみに画像中央少し左、2本の黒いジグザグは札幌オリンピック滑降競技のコースです。

こんなところを滑ったのですね。

 

P4040037

 

もうね、地球が丸く見えませんか!

下山したくなくなってしまいした。

 

30分ほど滞在した後、スキーをはいて下山準備。

緩斜面の疎林帯は初心者でも滑ることができる絶好の斜面でした。

 

P4040038

 

ダケカンバの間から顔を出した羊蹄山も綺麗です。

 

P4040039

 

少し下ったところでいつもの昼食。

ソーセージとゆで卵を買い忘れましたが美味しく頂きました。

昼食後、林道まで一気に滑降です。

林道に降りてからも斜度があるのでスイスイ滑ります。

やはりスキーは早い!

なんなく車まで無事下山することができました。

 

本日の総歩行距離 20.985㎞

 

Photo_20220411174901

 

2021年11月27日 (土)

飯豊連峰に登った!

山形県、福島県、新潟県にまたがって連なる飯豊連峰。

まだ登ったことがなく機会があれば是非行ってみたいとかねてから思っていた山です。

磐梯朝日国立公園内にあり日本百名山の一つでもある人気の高い山です。

最高峰の大日岳(2,128m)を筆頭に2000m峰が続く壮大な景色を見たいと山形県米沢市に住む友人と計画をたてて11月1日~3日の予定で登ってきました。

 

 

Dsc_1863

 

 

1日、まだ暗い早朝、山形県飯豊町にある大日杉小屋を出発。

主稜線に続く尾根筋の急登を登っている途中で朝日が・・・

紅葉真っ盛りの山がまるで燃えているかのようです。

実はこの時、登り始めからの急登続きで軽い熱中症にかかっていたようです。

大量の汗と激しい動悸、息切れのためペースが全く上がらず最悪な体調でした。

今日の工程の中間地点、主稜線上にある切合避難小屋まではまだまだ遠いのですが一向に体調は良くならず。

休み休みでもとにかく足を一歩一歩進めるしかありません。

 

 

Dsc_1865

 

 

ようやく飯豊山の大きな山容が見えてきました。

ピークは少し奥の方にあるようです。

写真なんて撮っているのですが体調は最悪。

仲間にずいぶん迷惑をかけてしまいました。

 

 

Dsc_1868

 

 

這うように登り続けて本山がけっこう近くになってきました。

山頂付近は少し雲がかかっています。

この辺りからところどころ登山道に雪が積もってきました。

 

 

Dsc_1871

 

 

もう立っていられないようなしんどさの中、お昼過ぎにようやく切合避難小屋に到着しました。

中で昼食を食べて一休み。

予定では次の本山小屋まで行くつもりだったのですがここでギブアップ。

とてもあと2時間、ピークを2つも超える気力も体力のありません。

予定を変更してここで泊まることにしました。

さすがにこの時期、登山者は我々だけでしたので自由に使うことができました。

この日は鍋をつつきながらの大宴会。

酒を大量に消費してしまいました。

 

夕方、それまで垂れ込んでいた雲が晴れて大絶景が!

 

 

Dsc_1878

 

 

最高峰大日岳に至る主稜線が綺麗に見えました。

これが見たかった!

登山中あまり天気が良くない予報だったので奇蹟が起こったようです。

 

 

Dsc_1879

 

 

大日岳アップ。

カッコええ!

今回の山行はこの大日岳まで縦走する予定だったのです。

が・・・

 

 

Dsc_1887

 

 

次の日はいよいよ飯豊本山へのアタックです。

雲海から顔を出す朝日はとても綺麗です。

しかし寒い!

 

 

Dsc_1870

 

 

本山手前にある草履塚。

山岳信仰の山、飯豊山へ詣でる前にここで履き替えた新しい草履を積んで塚ができたといわれています。

まずはこれを越えるのですが昨日の最悪だった体調が戻っているかどうか。

恐る恐るザックを背負い出発、体に負担をかけずにゆっくり登りました。

草履塚の下りで積雪がとても深くなりスパッツを装着することになりました。

 

 

Dsc_1888

 

 

権現に到着。

飯豊山は近年まで女人禁制の山でした。

江戸時代にその禁を破り山中に入った女性が神様の怒りに触れて石に変えられたという伝説が残っているそうです。

このお地蔵さんはこの女性を祀ったものだそうです。

 

 

Dsc_1891

 

 

姥権現を過ぎると御秘所(おひそ)を通過します。

飯豊山山岳信仰で最も難所といわれているところです。

断崖絶壁の岩の上をバランスをとりながら慎重に通過します。

あとで調べてみるとここを超えることで一人前の男として認められるということでした。

また御秘所のどこを通るかによってもご利益が違うともいわれているみたいです。

 

 

Dsc_1896

 

 

主稜線上は相変わらず雲の中です。

おそらく本山ピークも同じでしょう。

気になっていた体調ですが今日は絶好調!

急斜面を登っても動悸が起こらず息切れもしません。

やはり昨日は軽い熱中症にかかっていたんだと思います。

途中本山避難小屋横の飯豊山神社でお参りをしてしばらく進むと

 

 

Dsc_1898 

Dsc_1897

 

 

飯豊山山頂に着きました。

予想通り周りは真っ白。

とても寒かったです。

体長も良くまだ時間があったので先の避難小屋まで行こうと思っていたのですがこのガスではどうしようもありません。

計画を変更して出発した切合小屋まで戻ることにしました。

 

その夜も僕たちだけの小屋で宴会・・・のはずでしたが前日に酒を飲み過ぎてほとんど残っていません。

お湯やお茶でごまかしながら夜まで何とかひっぱり就寝しました。

次回はぜひ大日岳まで縦走しようと決意して下山しました。

 

総行動距離 26.432㎞

 

Photo_20211127225501

 

 

 

 

 

2021年11月19日 (金)

久しぶりの楓沢

先月の記事になりますが久しぶりに楓沢に行ってきました。

楓沢とは樽前山山麓に端を発する涸れ沢の一つで中ほどに苔の洞門があることで近年とても有名になり多くの登山者や観光客が訪れるようになりました。

楓沢を下るのは5~6年ぶりになると思いますが今回知人の女性3人を引き連れての山行になりました。

モーラップの駐車場に車をデポ、もう一台は樽前山7合目登山口に置いてお花畑ルートから入山しました。

青空が綺麗な秋晴れの日でした。

 

 

Pa240034

Pa240037

 

 

 

お花畑ルートを離れ楓沢に向かうバリエーションルートに入ります。

道はありませんが左方向に進路を取りながら進んでいくと楓沢源頭に行くことができます。

源頭部もすでにミニ苔の洞門といった風情がある岩盤の谷を下っていきます。

 

 

Pa240040

 

 

 

今回一緒に下った知人達です。

3人とも歳が大きく違います。

最大32歳ほど開きがある幅広いパーティーです(笑)

かなり苔の洞門っぽい雰囲気になってきました。

 

 

Pa240044 

Pa240051

 

 

 

普段は水が流れていない涸れ沢なのですが大雨が降ると川ができて長い年月をかけて砂岩が削られることによって谷ができました。

そこに苔がはえて洞門ができたようです。

砂岩のため脆く崩れやすいために崩落した岩の下をくぐるようなところもあります。

できれば安全のためにヘルメットをかぶった方が良いと思います。

昔はほとんど登山者と行き交うことは無かったのですがこの時点で5組ほどのパーティーとすれ違いました。

知名度が相当上がったようです。

 

 

Pa240056

 

 

 

こんな苔が一面に生えています。

触るとフカフカでとても手触りが良いです。

 

 

Pa240059

 

 

 

F1横のオーバーハングです。

崩れて以前より深くなっていました。

また崩れそうで少し怖かったです。

 

 

Pa240061

Pa240062

 

 

途中のんびり休憩したりして4時間ほどで国道まで下ってきました。

紅葉がとてもきれいな秋の一日を楽しく過ごしました。

 

2021年6月16日 (水)

樽前山登山ガイド

お客様をガイドして樽前山に登ってきました。

コロナ禍によって釣り、登山ともガイドの予約が激減していますのでありがたい限りです。

昨日は雷を伴う大雨でしたが一転して今日は青空がのぞく良い天気になりました。

緊急事態宣言がまだ解除されていないのですが7合目ヒュッテは登山客でほぼ満車でした。

 

P6160006

 

トラバースルート上から支笏湖が俯瞰できました。

風も弱く絶好の登山日和です。

 

P6160007

 

こちらは苫小牧方面です。

街並みはまだ見えませんが時間の問題だと思います。

イソツツジが咲き乱れてとても綺麗です。

 

P6160011 

P6160012

 

トラバースルートと外輪山一周ルートの合流分岐です。

昨日の大雨の影響で噴煙がすごい!

西山もくっきり見えました。

今回は時計回りで外輪山を一周します。

 

P6160016

P6160019

 

樽前山神社奥宮からみた溶岩ドーム。

いつ見てもかっこいいです!

 

P6160020

 

西山山頂に着く急に視界が悪くなりガスの中に入ってしまいました。

ときおりガスが飛んで大きな溶岩ドームが見えるのですがまたすぐに視界不良に・・・

山の天気は本当に変わりやすいです。

 

P6160028

 

溶岩ドームから崩れ落ちた大岩が荒々しく転がっています。

自然ってほんとうに凄いです!

 

P6160031

 

東山山頂に着いてもまだガスの中です。

天気予報ではお昼から晴れるはずなんですが。

大パノラマを見ることはできませんでしたがお客様は大満足です。

このあと登ってきたトラバースルートをヒュッテまで下山しました。

 

P6160001

 

黄色い花を咲かせるウコンウツギ

 

P6160003

 

白いイソツツジ

 

P6160015

 

ピンクのコマクサ。

そうそう神社までの登山道脇に咲くコマクサは環境省によって駆除されていました。

しかし稜線下には駆除しきれないコマクサがたくさん残っています。

もう駆除なんかやめた方が良いと思います。

 

P6160022

 

可憐な花を咲かせるイワヒゲ。

6月の樽前山は高山植物の宝庫です。

2019年7月19日 (金)

外国人と樽前山に登った!

外国人の団体さんを案内して樽前山に登ってきました。

皆さんイスラエル人なのですが樽前山に外国人を案内したのは初めてです。
展望の良いきれいな景色を見せてあげたかったのですが残念ながら悪天候。
モーラーップの公共駐車所で待ち合わせをしたのですがすでに霧雨が降っていました。

総勢12名だったのでレンタカーを一台借りて2台で7合目ヒュッテまで行きました。
濃い霧と細かい雨でもちろん何も見えませんが皆さん登りたいという強い意志でした
ので雨具着用で出発することにしました。


P6300003


トラバースルート上はこんな感じです。

風も強く細かな雨が降っていてとても寒いです。
3人ほど遅れ始めて辛そうだったので添乗員に付き添わせてここで下山させました。

残り9人は元気いっぱい!
とても雨具とはいえない人もいたのでちょっと心配です。



P6300002



強風と雨が吹き荒れる山頂に到着しました。

なんかすごく楽しそうです。
実はこの中に82歳のおじいさんもいるんですよ!
やはり白人は強い!
とても陽気なイスラエル人でした。

とはいえ山頂滞在時間わずか5分で撤退。

皆さん日本旅行を楽しんで下さい。

より以前の記事一覧