昆布岳
少し前になりますが登山ガイドのための下見でニセコの昆布岳に登ってきました。
一度登ったことはあったのですがなにせ大昔の話。
簡単に登れた記憶があるのですがかなり薄れているので下見は必要です。
登山道の様子もかなり変わっているでしょうね。
今では駐車場が完備されていました。
昔は無かったと思います。
しかもトイレも設置されていました。
ずいぶん整備されたもんです。
登山ポストに入林届けを記入して8時42分登山開始です。
記録ではこの日は誰も登っていないようでした。
この日はガスが立ち込めていたのですが山頂はその上に突き出ていることを願います。
こんな感じの登山道がしばらく続きます。
登りは緩やかで汗もかかないくらいです。
ピンボケですが3合目に到達。
夜露で粘土状の登山道がかなり滑ります。
スパイクを持ってくれば良かったと後悔するくらい滑ります。
5合目付近にある休憩スポット「めがね岩」です。
どうしたらこんな風に穴が開くんでしょうね。
この辺少し熊臭かったので写真を撮って休むことなく通過しました。
6合目です。
根曲がり竹の回廊です。
だんだん霧が深くなってきました。
このぶんだと山頂もダメかも・・・
と、すぐ横の笹薮でなにやらガサゴソと音が!
やばい、絶対熊だと思い身構えていたらなんと人が2人出てきました。
いや驚いたのなんのって!
タケノコ採りの人だったのですが勘弁してほしいもんです。
ほれ、ちょっと大きいですがこんなのが登山脇にたくさん出ています。
もう少し早かったら藪に入らなくてもたくさん採れそうです。
マイヅルソウの群生。
びっしり敷き詰めるように自生していました。
登山道は更に続きます。
道端に咲いていたシラネアオイ。
綺麗です。
樹林帯を抜けて灌木帯へと登ってきました。
おそらくこの位置から山頂が見えるはずなのですが・・・
何も見えません。
ガスの中、最後の急登を登りきると
11時20分、ようやく山頂です。
1045m、ちょうど樽前山の溶岩ドームくらいの標高。
あと少し高かったらガスの上に出て雲海を観ることができたのですが。
周りは真っ白。
羊蹄山が見たかった!
としばらくすると
なんと快晴に!
なはずはありません。
これはガイド本番の時の画像です。
天気が良く360度の大パノラマが待っていました。
はい、羊蹄山。
ふもとの町は真狩町です。
左にはニセコ連山もはっきり見えました。
洞爺湖。
大きな中島もはっきり。
これわかりますか。
画像左手の尖った山。
そう、噴火湾越しに見えた駒ケ岳です。
まるで秋のように空気が澄んでいたおかげです。
下見登山ではまったく展望が無かったのですが本番では晴れて良かった。
標高は高くありませんがなかなか良い山でした。
本日の総登山時間 5時間25分
総行動距離 11.951㎞