遥かなる丹鳴山
久しぶりの更新です。
ワカサギツアーが終了して(コロナのおかげでぜんぜんダメでしたが・・・)一段落、春山にでも登ろうと支笏湖丹鳴岳(山)に行ってきました。
登山道がなく夏に登ろうと思ったら支笏湖から丹鳴川を遡行してダニうようよの猛烈な藪を漕ぎ山頂へ。
そんな猛者もいますが僕は絶対に嫌です。
そこで積雪期に美笛林道を歩いて山頂を目指します。
実は数年前から計画はしていたのですがなかなか実現せず。
なぜかって?
それは山頂までのアプローチの長さ。
長く単調で辛い林道歩きが嫌で足が向きませんでしたがようやく重い腰を上げることにしました。
国道276号線 美笛峠にかかる登り口の広いP帯がスタート地点です。
車を止めてさっそく登山準備にかかります。
天気は最高!
夜の冷え込みで雪の表面はバキバキです。
スキーを履いて午前6時53分、美笛川を渡り支流であるモシルン美笛川沿いの長い長い林道を丹鳴山に向けて歩き始めました。
しばらく進むと美笛林道の看板が。
積雪は多く林道のゲートがまだ雪の下に埋まっています。
少し古いですがスノーシューで歩いた登山者の足跡が残っていました。
僕的にはここはスキー以外で登りたくありません。
なぜって?
だってこの長い林道、スノーシューなら帰りも歩かなければなりません・・・
流れる汗を拭きながらとにかく歩くと林道分岐まできました。
看板の黄金林道との表記はおそらく支線林道の事だと思います。
脇道には目もくれず本線をさらに進んで行きます。
春熊に遭遇したくないのでザックに鈴を付けることにしました。
こんなところどこが林道なのか全くわかりません。
地図を見ながら見当をつけて歩きます。
3時間以上続いている林道歩きもついに飽きて限界に達しました。
想定したルートはまだ先なのですがここから丹鳴山へと続く尾根に上がることにします。
幸い雪がまだ締っておりシールがばっちり効いています。
現在地を確認していざバリエーションルートに突入です。
木々の間からようやく山頂が見えてきました。
がぜんやる気が湧いてきます。
スキーで滑るにはとても楽しそうな疎林帯の斜面が続きます。
最後、急斜面をジグを切りながら登り切り広い尾根上に出ました。
遠くに山頂が見えてます。
ここもスキーが楽しそうです。
紺碧の青空とダケカンバ。
スキーで歩いているだけで楽しくなります。
背後には左から徳舜瞥、ホロホロ、オロオロ山が見えました。
どんどん近づいてくる丹鳴山山頂!
ここまでくると急斜面はありません。
そしてようやく
丹鳴山山頂(1040m)到着しました。
過度な主張がなくさり気ない標識がとても素敵です。
すごいのはこの反対側!
しばし絶景をご覧ください。
恵庭岳!
遠くに紋別岳、風不死岳、樽前山!
樽前山アップ!
恵庭岳アップ!
ちなみに画像中央少し左、2本の黒いジグザグは札幌オリンピック滑降競技のコースです。
こんなところを滑ったのですね。
もうね、地球が丸く見えませんか!
下山したくなくなってしまいした。
30分ほど滞在した後、スキーをはいて下山準備。
緩斜面の疎林帯は初心者でも滑ることができる絶好の斜面でした。
ダケカンバの間から顔を出した羊蹄山も綺麗です。
少し下ったところでいつもの昼食。
ソーセージとゆで卵を買い忘れましたが美味しく頂きました。
昼食後、林道まで一気に滑降です。
林道に降りてからも斜度があるのでスイスイ滑ります。
やはりスキーは早い!
なんなく車まで無事下山することができました。
本日の総歩行距離 20.985㎞
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